九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の37話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の37話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の37話
鯨井 令子(くじらい れいこ)の部屋。だけど、本棚は鯨井(B)の読んだ本。
本棚は日本の推理モノばかり…。と鯨井(A現在)が呟いているけど、
クローンは、オリジナルが読んだ本の記憶は引き継がないのか?
引き継がれる記憶は、かなり限定的なの?
そうなるとクローンというよりも、外側がコピーなだけってことかな?
■本棚の本 全部架空の本でいいのかな?
闇に降る雨 →椎名林檎が元ネタ?
ゲームアウト → わからないです。
ネオン街殺人事件 南野景吾 →東野圭吾が元ネタ?
踊り場の事件簿 (上) →わからないです。
真夜中探偵 瑠璃編 → 真夜中の探偵 有栖川有栖が元ネタ?
真夜中探偵 深紅編 被害者は元探偵で〈金魚〉と呼ばれていた男だった。
今回は、18ページの37話中に色々としっかり詰め込んで話を作っているから
18ページをつくるにも話を考えるのが大変だったと思うなあ~。
第3話でスイカ食べて煙草吸って、クセの話をした後に
工藤が鯨井(A現在)に金魚を買ってきてプレゼントしていたけど、
金魚のことは、こっちにつながっているのですね。
これまでの鯨井(B)は動物は飼わない主義だったのは、
どこかに行ってしまうかもしれないという理由だったから。
動物は飼わないようにしていた鯨井(B)の話を聞いていた工藤は、
鯨井(A現在)がどこかに行ってしまわないように、
先手を打って動物を飼わせてしまったのでしょうね。。
「約束なんてするもんじゃない。どこへも行けなくなる。」
工藤と鯨井(B)の婚約指輪という未来を約束した関係から
蛇沼とグエンの約束するという言葉とどこへでも連れていく未来という言葉。
金魚(動物)がいたらどこへも行けなくなるという言葉。
でも、そう言っていた人がいなくなってしまった。。。
過去の話と蛇沼とグエンの話と現在の話を交差させて上手に作ってますね。
新人漫画家さんだとここまでしっかり話つくりこんで交差した話を
18ページにまとめられないと思う。
だらだら枚数多く使うならできるだろうけど、短編ですっきりまとめられていて、
最後は煙草の煙の余韻を残して話を収めてるのは、かなり上手いですよね。
漫画家さんがこれだけ話を1人で作られるなら原作担当でもやってけそうですねえ。
それにしても連載中で読むのは消化不良になる。
やっぱりまとめて一巻で読むほうがいいなあ~。
■3巻以降の37話 SFチェック部分。
本棚は在りしヒトを写す鏡。
鯨井(A現在)が鯨井(B)の本棚を確認してると日本の推理小説ばかり。
これは、↓オリジナルの文章なのかな?
「女が笑っているひどく見なれた景色だった。
この瞬間を、永遠に閉じ込めることができたならば、
今度こそ安心して眠れるだろう。
そんなろくでもなことを考えながら、男は、一歩、また一歩と近づき…。」
本を読みながら工藤に首を絞められて殺される鯨井(B)の姿をイメージしてしまった鯨井(A現在)。
殺人事件の本を読んでいて
楊明(ようめい)から電話がかかってくるとビックとしてしまう。
▲▲本当に首絞めて工藤が殺してたら工藤が今も仕事してられないからなあ。。
鯨井(A現在)は、本棚の奥に転がっていたダイヤモンドの婚約指輪を見つけた。
▲▲それにしても婚約指輪が本の奥にそのまま置いてあるものか?
▲▲何か部屋でトラブルがあって指輪が奥に飛んでしまったとか?
楊明(ようめい)が部屋にやってきた。
二人は、ダイヤモンドより偽物ジルコニアでも素敵と言っていたが、
本物のダイヤモンドの輝きをみて「綺麗だ」と
偽物の二人は、本物の輝きになんとなく気後れしてるようだ。
鯨井(A現在):「2人は、この指輪に未来を約束したんだね。」
■蛇沼みゆきとタオ・グエンが映画館デート中
いちゃいちゃしてる二人だが。
蛇沼の話からは、ジルコニアンの件も振り出しに戻ったという。
▲▲「ジルコニアンの件も」の「も」は、他に何があるんだろか?
グエン:「俺はみゆきちゃんがどこへ行こうとついて行くし、
どこへだって連れてってあげるよ。約束する。この先ずっと。」
蛇沼:「約束なんてするもんじゃない。どこへも行けなくなる。」
蛇沼とグエンが見る古い映画は、『胡蝶の夢 (こちょうのゆめ)』
荘子が夢で胡蝶になって楽しみ、自分と蝶との区別を忘れ たという故事から
現実と夢の区別がつかないこと。 自他を分たぬ境地。
また、人生のはかなさにたとえる。蝶夢。
胡蝶と荘子、いずれも真実であり、己であることに変わりはなく、
どちらが真の世界であるかを論ずるよりも、いずれをも肯定して受け容れ、
それぞれの場で満足して生きればよいのである。
「夢が現実か、現実が夢なのか?しかし、そんなことはどちらでもよいことだ」
と荘子は言っているのだ。
■タオ・グエンの「金魚茶館」の回想
新人時代の工藤と鯨井(B)が「金魚茶館」にいた時の思い出。
鯨井(B):「私、生き物は飼わない主義。」
「だって、どこへも行けなくなっちゃうでしょ?」
工藤:「令子(れいこ)さん、九龍以外に興味ないでしょ。」
鯨井(B):「ふふふ、正解。」
「あ、ねえ、ダメよ、金魚買ってこないでね。」
工藤:「ハイハイ。」
鯨井(B):「絶対よ。これふりじゃないからね」
工藤:「わかってますってー」
タオ・グエンは、工藤と鯨井の話を黙って聞いていた。
■現在の工藤は「金魚茶館」にいた。
新しいボーイからコーヒーのお代わりを貰う工藤。
煙草を吸いもしないで、煙草の煙をくゆらせて黙って金魚を眺めている。
▲▲煙草に火をつけたままで灰皿にずっと置いて煙をそのままにしているのは、
鯨井(B)の煙が漂ってるようで…、あの人のことを思いだす。。
未来を約束した過去に囚われて…。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の36話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の36話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の36話
話としては進んでいなくて、
工藤が九龍に転勤して来てからの物語で続いている話の続きです。
前回27話で九龍に来て2カ月が経ったころに常連の店が出来たと話していた工藤。
27話では、鯨井(B)にお酒も出す喫茶店なら行きたいと言われたが工藤がNG。
工藤からしたら↓のようになったら鯨井(B)を連れて行きたい。
「なにより、俺の常連レベルがまだ低いです。」
「もっとちゃんとした常連になったら連れて行きますよ。」
今回36話では「金魚茶館」に鯨井(B)を連れてきました。
「金魚茶館」のポーイのグエンとも
「恋バナ」おしゃべりができるほど仲良くなった工藤。
この36話では、最後に、工藤が過去の夢を見ていたということで飛び起きたけど…。
工藤の気持ちの揺れで地震が起きるのだろうか?
工藤が原因の地震なのか?、繋がりが出来ているのか何なのか?も謎?
香港は地震はないので、工藤にも何か秘密がありそうで関連がありそうな地震で終わってますね。
うーん、謎だ。
■3巻以降の36話 SFチェック部分。
現在(いま)、貴方の瞳に映るのは、過去?
良い店に良い貴女と。
工藤 発(くどう はじめ)が新人の時の思い出の記憶
「金魚茶館」に鯨井(B)を連れてきた工藤 発(くどう はじめ)
鯨井(B):「素敵なお店、コーヒーも美味しい。」「アリ。合格です。」
常連のお店に連れてきて感想を聞いた時に、
鯨井先輩に合格と言われてグエンと喜ぶ工藤。
グエンからの「お近づきのしるしに」とスイカを貰って
うまそうに煙草を吸う鯨井(B)。
煙草とスイカジュースも工藤にはそんなにおいしいと思わなかったようだ。
鯨井(B):「クセみたいなものね。スイカの後に煙草を吸いたくなるの」
「工藤くんはなにかクセとかある?」
「鯨井さんに以前発と8のことを聞いてから
道で8を見かけるとつい触っちゃいます。」
■発財(財産が貯まる)
発と8の発音が似ているため、香港では、「8」は縁起のいい数字とされている。
工藤:「クセって無意識ででることが多いから、自分じゃわかんないスよ。」
「いつもそばにいる人とかに言われてはじめて気づくんじゃないすか?」
鯨井(B):「じゃあ、私が見つけて教えてあげる。」
▲▲いつもそばにいる人になってあげると鯨井(B)が言っているようなものだ。
工藤:「九龍に転勤って聞いた時は、「カンベンしてくれよ~~」って思ってたんだけどよ」
「いざ、住んでみたらメシもうまいし、雑多な雰囲気も嫌いじゃねーし」
「なんつーか、出会っちまったよな」
グエン:「工藤さん、すっかり恋してますね。九龍に。」
▲▲工藤にとっては、九龍に来てこのころが一番楽しい時期だったのでしょうね。
ここまでが、現在の工藤が見ていた夢として描かれてます。
当時、本当にあったことなんでしょう。
現在の工藤がはっとして自分の部屋のベットで眼を覚ます。
深夜1時35分
工藤は、怖い顔で あああああああと叫んでいた。
鯨井(A現在)の家では、金魚鉢がビリビリビリ震えてる。
深夜1時35分
楊明(ようめい)も何か気配を感じてる。
アルバイト中の小黒(しゃおへい)は、「今ナンか…地震?」と地震を感じた。
鯨井(A現在)は、ドアの外まで出て確認するが、何もないまま。
幸福な記憶に満ちた九龍(ここ)は、牢獄のような揺りかごに似て。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の35話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の35話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の35話
前回34話で工藤 発(くどう はじめ)が自分から
「鯨井令子(くじらいれいこ)は、俺が殺したんだよ」と言ったところからの続きだが、
結局、どういう形で亡くなったのかを何も話してないので、
読者側には、はっきりとした鯨井(B)の死因や状況がわからないままです。
一応、はっきりしたのは、鯨井(B)は、死んでいるということだけ。
かなり強張った真面目な顔を見せる工藤だけど、
鯨井(A現在)は、死んだ人のことを話しているのに不謹慎だと思っても
見たことがない工藤の真剣な顔に対して、
鯨井(B)も見たことがない「私だけの工藤」みたいなことを感じで、
特別な私になったことが、嬉しい気持ちに繋がっているようだ。
恋敵がオリジナルの鯨井(B)で私である写真を見つけた時から
メガネはかけないとか、対抗意識がクローンにあるのはどうなんだろうか?
クローンの気持ちはわからないが、
オリジナルとは同じでも別個体で違うわけだし、
オリジナルから分離してるクロ―ンには、
結局、別の個人になっていくような気はする。
工藤は、オリジナルなのかクローンなのか?も解らないし…。
この漫画の場合のクローンの不思議なところは、
死んでいるのにクローンが会社にやってくることに会社も抵抗がないのが不思議。
生きているオリジナル工藤がいるなら、なぜ九龍の工藤はいるの?
それともここ九龍は、現実には存在してないからなのか?
■3巻以降の35話 SFチェック部分。
空が泣いたら傘をさし、貴方が泣いたら傘になる。
工藤:「鯨井令子は俺が殺したんだよ。って言ったら、お前どうする。」
鯨井(A現在):「何言ってんですか。」
冗談として笑ってごまかした工藤だが
工藤:「もうこの世にいないってのは、マジだかんな。」
楊明(ようめい)にいきさつを話すと
殺したのは工藤じゃないのか?と疑いだす。
楊明(ようめい):「婚約してたからこそ、愛と憎しみは紙一重。」
「普段見せてる顔がその人の本当とは限らないんだよ。」
工藤を死んじてるという鯨井(A現在)。
▲▲鯨井(A現在)には、自分だけの工藤の顔を知っていることの嬉しさがあった。
「きっと、私だけが知っている工藤さんの顔…。」
「こんな状況で喜んでるなんておかしいし不謹慎だってわかってる。」」
「わかっているけど…」
「誰も知らない、鯨井(B)ですら知らない工藤さんのことを、」
「私は知りたい。」
「たとえそれが、おそろしいものだとしても…。」
知らない道の先に一体何があるのか
▲▲何かしら工藤が鯨井(B)の死因にかかわっているようではあるが
▲▲まだ、まだ秘密は不明のまま、なぞはまだそのままって事だ。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の34話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の34話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の34話
オリジナルとクローンと九龍のことがわかってきたような?
第22話で蛇沼が「もし、はち合わせたらどうなるかわかりませんから。」
「迷信であるでしょう、ドッペルゲンガーに会うと命を落とすって。」
と言っていたように、何かオリジナルとクローンとの問題があるようです。
陳さんが消滅したかどうかは、この34話のコマだけでは解らないですよね。
気を失ったように動きが止まってしまったのか?
それともクローンが消滅したのか?
ただ、その後のグエンと蛇沼の会話からすると、
どうも、クローンのほうは、消滅してしまったような気がする。
でも、そうなるとマージャン仲間の陳さんはもうずっと出てこないままなのか?
マージャン仲間もそれで納得するのでしょうか?
九龍では、クローンばかりだったらそれはそれとして納得するのかなぁ?
もしも、消滅してしまうということならば、
グエンの方のクローンが誰も知らないで2週間前にいなくなった。ということも
なんとなくわかるかもしれない。
九龍のある一定の領域のところ=九龍城塞に
オリジナルが足を踏み込むとクローンのほうが消滅してしまう。という注意点があるのかも?
それだと、オリジナルのグエンが九龍に足を踏み入れたのが2週間前で、
そのタイミングで「金魚茶館」にいたグエンのクローンが消滅した。
ということになるのならば、わかることではある。
■3巻以降の34話 SFチェック部分。
第27話と同じデジャブのようなマージャンシーン。
老人達と工藤 発(くどう はじめ)でマージャンしているが、今日は陳さんが欠席している。
陳さんは無断欠席。あまりこういう事はないのに。
楊明(ようめい)がオフなので昼食を誘いに鯨井(A現在)がやってきた。
▲▲昼前から午前中は客先(老人達)のところで麻雀してる。
▲▲麻雀も仕事のうちってことだけど。
■蛇沼総合メディカルセンターの院長室
麻雀を無断欠席した陳さんは、蛇沼総合メディカルセンターの院長蛇沼の部屋にいる。
陳さん:「まさか何か病気が見つかったんじゃねーだろうな!?」
健康診断の件について話があるといって呼び出されていた。
部屋に入ってきたのは、仮面の男グエン。
前に公園でみていた仮面の男を陳さんは、覚えていた。
そこに蛇沼に電話がきた。
蛇沼:「着きましたか。」
電話の相手:「はい。お連れしました。今から九龍敷地内に入ります。」
男(陳オリジナルか?):「ヒョ~~なつかしいねぇ。」「相変わらずホコリっぽいなぁ」
蛇沼:「お願いします。」
電話の相手:「はい。」
蛇沼の前にいる陳さん:「オイ先生サンよォ、いつまで待たせんだァ?麻雀終わっちまうヨ」
電話の相手:「入りました」
蛇沼が眼を見開いた表情になる。
▲▲絵コマだけの所だと陳さんが椅子に座っている?のか、いないのか?
▲▲陳さんが消滅したのか?などは、まだはっきりしないです。
電話の相手:「お会いになられなすか?」
蛇沼:「いえ、もう、結構謝礼金をお渡ししてご自宅までお送りして下さい。」
電話の相手:かりこまりました。
男 (陳さんオリジナル?)「なんだ、なんだってんだヨ」
蛇沼:「これは想定外の展開です。」
仮面を脱いだタオ・グエンは「そもそも、想定できるような場所ではなかった。」と。
▲▲蛇沼の様子を見ると陳さんは消えてしまったのか??
■不動産屋「旺来地産公司」の工藤と鯨井の仕事中シーン
会社のパソコンの画面に、警告のウィンドウが現れた。
「”西安楼”という名前の古い項目がすでにこの場所にあります。
現在移動中の新しい項目で書き換えますか?」
「中止」「書き換える」
工藤は、クリックして書き変えた。
▲▲2巻9話で新人工藤に鯨井(B)が受け持っているエリアを教える時に
▲▲一番初めに連れて行ったところ。西安楼(シーアンロウ)。
▲▲西安楼(シーアンロウ)が何か関係しているのだろうか?
▲▲これだけだと解らないなあ。。
■蛇沼総合メディカルセンターの院長室
蛇沼:「さて、これで一からになりましたが、おそらく第2のあなたはもう存在しないでしょうね」
「安心しました?」
タオ・グエン:「すっごく」「それにしてもよく見つけてきたね陳さん」
▲▲よく見つけたというか、九龍地区で無料の健康診断をしてたのは、
▲▲鯨井(A現在】以外にも他にクローンがいないか探してたのだろうね。
蛇沼:「たまたまですよ。」
「ちなみに工藤 発(くどう はじめ)についても日本の旺来地産に問い合わせ中です。」
▲▲会社に問い合わせればクローンがいるか教えてくれる程度のことなの?
▲▲それとも、九龍から日本に戻っているか?とか勤務実態を調べてるだけ?
蛇沼:「そういえば、聞いていませんでしたが、鯨井令子の死因は何だったんですか?」
グエン:「彼女の死因については、口にしたくない。」
「あれは何かの間違いだって、当時、工藤さんとも話ししたんだ。だって…」
蛇沼:「確かに不可解に思う気持ちはわかります。」
グエン:「なにかの間違いさ…」
▲▲まだ、引っ張るのねえ~(苦笑
■不動産屋「旺来地産公司」を退社した鯨井(A現在)と工藤のシーン
鯨井:「陳さん、ちょっと心配じゃないですか?一人暮らしでしたっけ…」
工藤:「何、家で死んでんじゃねーかって?」
縁起でもないという鯨井(A現在)にたいして工藤は
「案外、人は簡単に死んじまうからなァ」と言う。
工藤は「鯨井令子は、俺が殺したんだよ」と告白する。
▲▲本当に工藤が殺したのか?ってことはないだろうけど。。
▲▲まだ、まだ、引っ張りそうだ。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の33話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の33話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の33話
金魚の眼からみた風景を描いている。
こういうのも映画的と言えばそうだけど、話は全然進んでない。(苦笑
水槽の中にいる金魚からみた世界なので、
水にのむこうにいる人物の線がゆらゆらして描かれていて面白い描き方をしている。
こういう描き方は、ある程度の絵を描ける力量がないと出来ないから
漫画家さんだと描きたくなるんじゃないかと思う。
映像にしたくなるような描き方ではないかなあ~と思うシーン。
もしかしたら、金魚もクローンなのかもしれない。
金魚の眼はカメラになっていて九龍の日常を監視してる?ということかも?
香港では、金魚を売っている場所として有名なのが「金魚街」というところがあります。
観光客だと金魚や鳥は買わないので、
バードストリートとか動物系のストリートは余り行かないですが、
観光場所で無い地元の街の雰囲気がわかるから、
観光としても行ったことある人がいると思います。
金魚は縁起が良い、お金が貯まるってことで飼うそうです。
でもなあ、駐在で動物飼うのは無責任でダメなのでは?(苦笑
ビニール袋に値段が書いてるように見せているが、番号が袋に振られているのは、
それぞれ監視している対象の番号だったりして?
九龍にいるクローンの番号かもしれない?
ん?、でも同じ番号(値段)が書いてあるから全部が監視カメラではないかもしれない。
ちょっと深読みかな~(笑
金魚の眼はジェネリックテラを見つめてるようなコマがあるけどね?
映像化すると面白そうだ。
鯨井(A現在)に限って言えば、自宅と会社に金魚がいることで
金魚が監視カメラなら、その役割は、ほぼカバー出来ているようだけど、どうだろうか?
「ディストピア」ということが監視カメラに繋がっているならば、
「優しいディストピア」と漫画の宣伝で何度も書いているのが解るのだけど・・。
それにしても、クローンを監視してるならば、何が誰得なの?
クローンは別人としてクローンならば、監視しても人形世界を見てるだけでしょ?
鯨井(A現在)はオリジナルが死んでるようだが、
他はオリジナルが存在してるなら、どうでもいい別個の世界になるかあ??。
■ディストピア、デストピア(英語: dystopia)
ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。
SFなどで題材とされる「表面的には秩序だって管理の行き届いた世界に見えるが、
その内実は極端なまでの管理社会であり言論の自由などがない社会」
として描かれることが多い。
■3巻以降の33話 SFチェック部分。
鯨井(A現在)の家で飼っているサクセスという名前の金魚の眼に映る世界。
鯨井(A現在)の日常。
朝でかけていく準備の鯨井(A現在)の部屋のテレビからは、
「蛇沼製薬の点眼薬Q」のCMが流れてる。
▲▲グエンに3年くらい古い物と言われている目薬のCMだ。
熱帯魚店の店先にいる金魚の眼に映る世界。
金魚を覗き込む鯨井(A現在)と楊明(ようめい)
二人は、タオ・グエンを探している。
1匹残されたのは、アクアリウムで売られている金魚。
▲▲餌のお金は7元と人民元を使っている。
▲▲HKドルをこれまでは使っていたけど・・?
香港では、元もHKドルも両方使えるのだから値段表示が違ってもいいのだけど、
読んでるほうは、紛らわしいんじゃないのかな?
不動産屋「旺来地産公司」で飼われている金魚。
痴話げんかをする鯨井(A現在)と工藤を眺めてる。
工藤が昼寝してた鯨井に言う「ほら、また、スキだらけだぞ」
▲▲工藤のスキは「好き」の意味なのだろうねえ。
金魚もチャプンと飛び跳ねる。
やれやれ、そろそろ退勤魚。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の32話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の32話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の32話
なかなか謎が解るまでに到達するのは、長そうかも?(苦笑
今回の32話は、鯨井(A現在)にだんだん引かれていく工藤の気持ちを描いてるけど、
前回までだと工藤は第二の工藤らしいということで、クローンなのではないのか?
といわれているが。。恋愛はクローンの工藤としてなのか…
そうなるとクローンはクローンで別の個人としているなら、
クローンの工藤はなぜ鯨井(A現在)に魅かれる自分を否定して
(鯨井(A現在)の否定でもあるが、あえて鯨井に魅かれないようにするのだろうか?
同じクローンではないか?というのに、
工藤には、記憶欠落みたいなことはないのだろうか?
すんなりとそこに送りこまれたらオリジナルとして生きていけるのか?
そして、なぜに、クローンばかりが九龍にいるのだろう?
同じクローンなら何の意味でクローンを作っているのかずっとわからずだ。。
たまの「さよなら人類」が漫画の中で使われているけど、
それこそ、ここ九龍は、「人類」がいない九龍なのかもしれないのかな…??。
■3巻以降の32話 SFチェック部分。
こんにちは九龍、さよなら人類
二酸化炭素を吐き出して あの子が呼吸をしているよ
小黒(しゃおへい)の引っ越しパーティに来ることになった工藤 発(くどう はじめ)
楊明(ようめい)は工藤 発(くどう はじめ)にあえて聞いてみた
「今のあの部屋を出て心機一転新しい生活を始めるのも良いですよね。」
工藤の返事は:「別に、レコぽん(鯨井)があの部屋を嫌なんだったら出ればいいんじゃね?」
鯨井(A現在):「嫌じゃないので出ません。」
楊明(ようめい)は、まだ、「レコぽん(鯨井)が引っ越せばいいのに。」と不満顔。
パーティーも終わってゴミ出しで工藤と鯨井(A現在)が二人きりの屋上にいた。
明るい満月の横には、ジェネリックテラが輝いている。
工藤:「月は太陽の光を受けて輝いているって言うけどよ。」
「ジェネテラは、何の光を受けて輝いているんだろうな。」
ジェネリックテラが輝いているのは、期待しているから。
鯨井(A現在):「みんな、ジェネリックテラに期待しているから、」
「きっと光輝いて、魅力的に見えるんだと思います。」
ブーゲンビリアの木の下で僕はあのこをさがすけど
月の光にじゃまされて、あのこのカケラは見つからない。
期待してるから輝いて見える。
工藤には、鯨井(A現在)が輝いて見えていたようです。
だんだん、魅かれてきてる九龍の夏。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の31話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の31話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の31話
謎は全然解明されませんが、
蛇沼グループ代表取締役の蛇沼みゆきも九龍の謎について九龍を探っているので、
蛇沼みゆきとダオ・グエンの二人も本当の謎はわかっていない。ということは本当のようです。
シャツの袖からのぞく蛇沼の刺青に対しては、グエンは複雑な表情をしています。
3巻25話に出てきた刺青をしなければならなかった理由を
もっと深く知っているのかもしれないです。
蛇沼が鯨井 令子(くじらい れいこ)に執着している理由もわかってきました。
蛇沼は、いつも薄いぺリっとはがれる手袋をしてる。
蛇沼は子供に対しては、まともに対応できたる一面があったりする。
登場人物紹介のような回でした。
今回の31話でも九龍の「金魚茶館」へ探索に行って帰ってきたときのグエンの言葉↓
グエン:「なんか九龍って香港より気温高いよね~~」
九龍も香港なので基本気温は同じだし。。?なぜか九龍と香港という言い方なのか?
日本で例えると「上野って日本より気温高いよね~」と同じ言い方だよ。変なのでは?
それともここでの香港となっているのは、香港島ってことを言ってるのかな?
でも、それなら、香港島と言ったほうが解りやすいのに??
本当の香港だと普通は、香港島側にお金持ちが多く住んでるし、
高級ブティックとかは香港島側が多いんだけどなあ。
★九龍と香港を並列にいう言い方を漫画の中ではよくするので、確認してみた。
どうも、此処で言う「九龍」と並列でつかう「香港」は、
香港市内(という設定)のことを言うように思うのだが??
どうなのだろうか??はっきりはわからないが・・、
香港市内という意味で「香港」と言っているのなら解らないでもないが・・。
一応、設定が「香港」でSFだから、紛らわしすぎてわからないです?
■蛇沼みゆきとグエンが住んでるところは香港市内(という設定)。
第25話では、「香港市内」と書いてあるコマがある。
メイドがいて、肖像化が飾ってある廊下を歩いて朝食を寝室まで届けてる。
その後でジャンクフードを食べると行って出かけているのは、
香港島の中環(セントラル)周辺がモデルだと思う。空中回廊がコマに書いてあるから。
第29話の中には、「香港市中」と書いてあるコマのところに
ウォークインクローゼットがあって洋服を着ているので、
蛇沼みゆきとグエンが住んでいるのは香港市中(という設定)で九龍には住んでない。
そのまま、最後のページでは、
蛇沼が「さ、九龍へ行きましょう」と言っているので通勤してるようだ。
本当の香港だと、市とかはなくて行政区で分かれてます。
九龍と香港島というような九龍側と香港島側の言い方はするけど、
香港の中の九龍区だから香港と九龍という言い方はしないんだよねえ。
今回の第31話では、
蛇沼とグエンが九龍に探索に行って
「さて、そろそろクリニックに戻りましょうか。」と言って
蛇沼総合メディカルセンターのクリニックに戻ってきている。
九龍に探索に行ってまた九龍の中にある自分のクリニックに戻ってきてるから
ずっと九龍にいたということなんだよなあ。。
クリニックは、九龍東安楼中央(クーロントンアンロウチュウオウ)にある蛇沼総合メディカル中心
蛇沼がいる部屋は、2巻で鯨井(A現在)が診察を受けにいった部屋と全く同じ部屋。
■3巻以降の31話 SFチェック部分。
蛇沼みゆきとタオ・グエンが九龍城砦(くーろんじょうさい)の謎を探る。
九龍産の物は飲食禁止。
住人との角の接触禁止。
報告・連絡・相談を怠らない。
バナナは香港産のものであれば許可します。
手始めにグエンが働いていた「金魚茶館」を確認にいった。
外観は当時と変わらない。
裏口で確認したところ、グエンが野良猫が雨宿りできるように小屋を作っていたが、
その小屋がなくなってる。あった、形跡すらない。
グエン:「この九龍はオレの知ってる九龍じゃない。」と言いだした。
その小屋の存在を知っている人はグエンしか知らない。
蛇沼は「これだけではまだ判断しかねますね。」というだけだった。
蛇沼には、は第二のグエンを単純に見てみたいという思いがある。
鯨井 令子(くじらい れいこ)の場合は、蛇沼は体内データしか知らない。
だから、ホクロにも気付けなかった。美容外科医としても興味深いからだという。
グエン:「ここにいるのが第二の工藤さんでよかったよ。」
「もし、本人だったら、耐えられない状況だ…」
▲▲よくわからないのですが、それではオリジナルの工藤はどこにいるんだろう?
そして、第二の工藤(クローン)が普通に工藤として会社に居るのはなぜなのだ?
「本来ならいるはずのない存在だ」とグエンはいうが、
蛇沼は「しかし、現に彼女はいるんです。」
「自分に元となる存在がいると知って、今彼女は何を考えて生きているのか…」
と鯨井(A現在)に興味を持っている。
グエンは、鯨井令子に注目するのは、単にジルコニアンの研究の為ならば、
何も彼女でなくていいのでは?と提案する
工藤さんやオレみたいに生きてる人もここにコピーされているって解ったんだから
その辺の住人を捕まえてサンプルにしればいい。
というのだが、蛇沼が拒否。
蛇沼:「無法地帯の九龍住人の元となる生体データがあるとでも?」
「出生・至当届け・戸籍の概念すらないような場所です。」
「鯨井令子が日本からの外国人労働者で実に運が良かった。」
「しかも、生前の彼女を知っている貴方と知り合えたことも。」
蛇沼:「あなた、住人については感情的になるのに」
「この九龍に関しては、冷静なんですね。」
グエンは、九龍には3年くらいしか住んでないんだよ。
故郷でも何でもない。ただの流れ者さ。という。
グエン本人が言うことでは、家につく猫じゃなくて人に執着する犬タイプだからだろう。
▲▲九龍もいろんな人が流れ着いているような街で
誰の故郷でもないが、恋してる街だって一巻からずっと言ってきてるよな。
子供が飴玉をつつむ作業をしているが、うまくいかず母親に怒られている。
グエンが水を買って帰ってくると
蛇沼は、飴玉作業の彼に簡単に綺麗にできる包み方を教えてあげていたのです。
蛇沼みゆきは、一応外科医なので手先が器用なだけだとてれ隠ししていた。
子供が「これ、お礼」といって包んでいた飴を差し出します。
九龍のものは飲食禁止。ですが、二人分貰って帰ります。
▲▲このエピソードは、子供がかわゆく描けてる。
▲▲こういところが可愛いくかけるのは漫画として良いなあ。
グエンは、みゆきちゃんて本当は潔癖性じゃないよね。
手袋しているが、ほこりだらけになった服で言われても全然説得力無い。
と独り言。
会社に帰ってきたグエンの言葉、
グエン:「なんか九龍って香港より気温高いよね~~」
、
手袋をはずして子供から貰った飴を見つめて潰す蛇沼
蛇沼:「九龍(ここ)は、神経を逆なでする場所だ。」
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の30話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の30話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の30話
鯨井(A現在)は、私の部屋では無く、別の人である鯨井(B)の部屋だと解っても
引っ越しをしない物も捨てないで生活を続けるのだが、
ここで引っ越しをしてしまっては、絵が面白ないもの引っ越しはないでしょ。
鯨井AとBが同じ部屋にいることで、奇妙なデジャブと同調が面白い絵になってるので
引っ越しはしないでしょ。
もしも、引っ越しするならば、
最後に話の謎が解けて新しく九龍から出ていく終わりになるのでは?
第27話でこの九龍の正式名称は「第二九龍塞城」で
新しい九龍なのだということがわかりましたが、同じ場所に建っているなら
飛行機が低空飛行で飛んでくるのを見えるのがおかしいなあ?
と思いませんか?
飛行機の低空飛行で見られるのは、
啓徳空港(カイタック空港)が世界一着陸が難しい都市部の空港で
街中をグワーーーンと飛んでくる飛行ルートがあったからでしょ?
空港ありきで、香港の映画に良く出てくるビルとビルの飛行機が見えたのであって
今は、啓徳空港(カイタック空港)が閉鎖したので飛行機は同じルートで飛ばないです。
だから、香港では、もうあの飛行機とビルの風景を見ることが出来ないのです。
香港の「第二九龍塞城」は、九龍の同じ場所に建っているのかどうかもわかりませんね。
珍しく夜の到着便に乗った時は、飛行機から見る香港のネオンが綺麗だったなあ。。
■3巻以降の30話 SFチェック部分。
鯨井(A現在)は、楊明(ようめい)と新しい店のランチに行って小黒の引っ越し祝いを計画中。
ランチの帰り際で工藤 発(くどう はじめ)は、
鯨井(A現在)と楊明(ようめい)を見かけたが、思わず隠れてしまい、
そのままで二人の会話を盗み聞きするような形となってしまう。
楊明(ようめい)がレコぽん(鯨井A)の部屋を引っ越せば?と言い出した。
物も全部捨てて新しい物に買い変えて、
鯨井(B)のお下がりじゃないようにしたら?と提案する。
鯨井(A現在)は、「あの部屋はあのまま残しておきたい。」と言う。
工藤の為では無く、鯨井(B)の為に残しておきたい気持ちがある。
鯨井(A現在):「あの部屋は鯨井のかけらのひとつだと思う。」
「なくなってしまったら、彼女の存在がこの世から完全に消えてしまうような気がする。」
「その怖さは私、ちょっとわかるから だから、ひっこさないし、物も捨てない。」
楊明(ようめい)は、ちょっと納得がいかないようだった。
隠れて話を聞いていた工藤は、少し複雑な気持ちのようだ。
鯨井(A現在)は、小黒(しゃおへい)の引っ越し祝いのパーティーに工藤を誘った。
工藤は、参加は断ったが、特別サービスの多めのカンパはしてくれた。
これならごちそう用意できそうと喜ぶ鯨井(A現在)をじっと見ている工藤。
▲▲ここの屋上のシーンでドアを挟んで右と左に工藤と鯨井(A現在)がいるカットは
良かったです。
▲▲鯨井(A現在)は、扉に手を添えているのに、
工藤の方は、手を伸ばしたいような、出来ないままの工藤の手の表情が良かったし、
工藤の煙草の煙ではない煙が、鯨井と工藤の間には一筋漂ってきて、、
工藤の背中と背中合わせにして煙草を吸いながら立っているのが鯨井(B)で
三人の関係がよく出てたと思います。
女性の漫画家さんだとこういうところがよく考えられていて上手ですねえ。
新しい仕事場で仕事中の楊明(ようめい)は、
「だから、ひっこさないし、物も捨てない。」
という鯨井(A現在)の言葉が
鯨井(A現在)が鯨井(B)に縛られているみたいで納得いかないの…だった。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の29話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の29話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の29話
鯨井(A現在)と楊明(ようめい)が遅い朝ごはんを食べてるのが
香港の茶餐廳(チャーチャンテン)です。
香港が英国領だった頃からの洋風と中華がまざったようなレストランです。
香港旅行に行った人だと、
こういう街中にある香港らしい茶餐廳(チャーチャンテン)で
ご飯を食べたことのある人が多いと思います。
漫画の中の絵をみてる印象だと、このお店の参考になったのは、
観光用の茶餐廳(チャーチャンテン)として有名な
美都餐室(ミドカフェ/Mido Cafe)ではないかなあ?と思います。
天井にファンがあって、2階の部分の座席がガラス窓の模様以外はかなりよく似てます。
明るい窓のある2階があるお店なので観光書には、よく掲載されていました。
ローカル色いっぱいのお店なので、画一的なフランチャイズのお店よりも
観光旅行に言った時は、こういうお店に行きたいですよね。
一般的な茶餐廳(チャーチャンテン)だと
道路に面してる一階の店だけなのがほとんどなので、
窓が入口面しかないために光が入りませんからあまり明るくないのですよね。
美都餐室(ミドカフェ/Mido Cafe)みたいな明るい光が入る窓が2面もあるのは珍しいです。
漫画のところには、「香港飲茶 好好味(ホウホウメイ)」と書いてあったけど、
好好味(ホウホウメイ)は、美味しいの意味。
香港だと飲茶のお店じゃないよ~。茶餐廳(チャーチャンテン)だよ
作者は香港には実際に行って無いみたいだから、
編集の人も作者も混同してるのかもしれないけど、
台湾のほうだと香港式○×って言って軽食のお店とかで一緒に出るとかあるから
台湾のほうでは、飲茶と一緒になってごっちゃになってることを
漫画のほうに載せてるのかもしれないなあ?と思いました。
香港に行ったことある人だと
茶餐廳(チャーチャンテン)は、中華料理を出す飲茶の店とはちょっと違うのが解ると思う。
茶餐廳(チャーチャンテン)などのローカルの古いお店だと
カップも練乳会社からの提供のカップ使ってるところが多いです。
昔のことだけど、
新しくお洒落にしたオールドファッションカフェ茶餐廳(チャーチャンテン)じゃなくて、
昔からの地元の茶餐廳(チャーチャンテン)のほうの話ですが、
漫画にお店のカフェカップとして書いあるこういう会社提供マークのカップは、
お店の人に言うと適当な値段で売ってくれることがありました。
お願いして譲ってもらったという人もいたはずです。(笑
観光客が譲ってほしいとか言うので、
だんだん適当な値段でも高くなっていったとかいう話を聞いたことあります。(苦笑
日本でも本当の地元居酒屋さんとか酒屋さんに入ると
アサヒビールとかキリンビールの文字が入ったガラスのコップでお酒が出てくることありますよね。
あんな感じでの練乳会社提供だと思うので、
お店の人は無料で貰っているか、品物納品と交換なのだろうと思いますが(勝手な推測ですよ)
いくばくかのお金になるならば、譲っても良しだったのだと思います。
観光客からしたら、他の人が買えない貴重な思い出のお土産になるものです。
お願いしたら売ってくれたのは、昔のことですから、景気が悪い今はどうかわかりませんよ。。
美都餐室(ミドカフェ/Mido Cafe)は、
オールドファッションが新しいものに映ってきた時代になって、
映画のロケでもたくさん使われるようになりました。
たしか、日本のテレビドラマ『九龍であいましょう』の撮影にも使われたり、
『九龍冰室』とか『PTU』とかだったと思う。《廟街.媽.兄弟》、《酒店風雲》はテレビドラマ
映画やテレビのロケで使われる前は、ただ古い昔ながらのお店という扱いで、
そんなに有名観光地では無かったと思います。
古いお店が周囲に無くなってから、
やっと古いものが新しく素敵に映るという、何処の国でもよくある現象ですよね。
鯨井(A現在)と楊明(ようめい)が食べている菠蘿油(ポーローヤウ)は
茶餐廳(チャーチャンテン)独特のパン。
菠蘿油(ポーローヤウ)は、菠蘿包(ポーローパウ)というパンがあって、
菠蘿(ボーロー)が「パイナップル」の意味だから、パイナップルパンと言ってます。
日本人からしたらメロンパンなんだよね。
菠蘿包(ポーローパウ)パイナップルパンに
冷たいバターを挟んでるから油の字がついて菠蘿油(ポーローヤウ)。
ここは、香港らしく飲むのは、
コーヒーと紅茶を合体させた鴛鴦茶(インヨンチャ)が面白いのになあ。
懐かしい香港だなあ。。
■3巻以降の29話 SFチェック部分。
私の恋敵は、私です。
28話で楊明(ようめい)が鯨井(A現在)の部屋に泊まった次の日の朝。
二人は朝食を食べに茶ーちゃん店へ
鯨井(A現在)は、明日まで有給なので昼間は自由に動ける。
この茶餐廳(チャーチャンテン)に連れてきたのは、楊明(ようめい)のようで
ここのボーローヤオ美味しいんだヨ~。と
漫画のコマには菠蘿油(ポーローヤウ)と香港式ミルクティの説明が書いてあります。
↓
菠蘿油(ポーローヤウ)
ほんのり甘くて上表面カリカリ中はしっとり(メロンパンに近い)
厚切りのバターがはさまっていてジャリクニャな食感がおいしたのしいい。
香港式ミルクティー
濃いめの紅茶にエバミルク(無糖練乳)を入れたものシブいのにマイルド。
▲▲お店のモデルは、美都餐室(ミドカフェ/Mido Cafe)だと思うけどなあ?
楊明(ようめい):「金魚茶館」のボーイが鯨井(B)の死をしっているのっておかしくない?
「工藤さんと行ってもおどろきもせず接客して
写真を見て「その日はたのしかったですね。」とか、
鯨井Bだと思っている人の言動じゃん。」
鯨井(A現在):お店で会ったボーイと屋上のボーイは別人みたいだった。
ボーイさんも二人いるのでは?と鯨井(A現在)と楊明(ようめい)も
他にも同じような人がいても・・?と、ボーイは二人いて別人かもしれないと疑っている。
鯨井(A現在)は、鯨井(B)のことをきくならボーイから聞きたいと言う。
「工藤さんの口から鯨井(B)との関係とか、そういうことが…ききたくない…。」
二人は屋上で会ったほうのボーイを探そう。ということになった。
■蛇沼みゆきとグエン
グエンは、「みゆきちゃんと俺のニセモノに出会ってほしくない。」
とお願いしている。
理由は、俺の偽物もみゆきちゃんのことを口説いてなびくかもしれないから。
蛇沼みゆき:「第二のあなたも私(蛇沼みゆき)に興味を持つのか・・」
「気になりますね。サンプルは多いほうがいいですし、
「もし、そうなったらあなたどうします?」
グエン:「殺してしまうかもしれない。」
蛇沼みゆき:「殺してしまうのはどちらでしょうか?」
▲▲ぶっそうな話をしてる二人です。ほんと、どっちがどっちを殺すんでしょうか?
蛇沼みゆきは、姿形が同じでも第二のあなたとあなたを同じ人間だとは思えないという。
一緒に旅行をした同じキャリーケースが壊れて新品を買っても
2つが同じだとは感じられないのと同じだという。
「こいつはおれと世界中を一緒に旅したあのキャリーケースではない。」
「こいつはアイツとは別物だ。」
▲▲これと同じように思っているのが、工藤なんだろうと思う。
同じ姿形の鯨井に引かれるけれど、どこか違うことに違和感を感じている。
だから、新しい鯨井との恋愛に付き進めないみたいだし。。
グエン:「わかるよ。オレだったらこのピアスがそんな存在かな。」
「二十歳から今日まで9年間 肌身離さず付けてるから、
なくなったらまさに相棒を失ったおうな気になるだろうね。」
「それに大切にしていたら、物に魂が宿るような気もするし。」
蛇沼:「ロマンチックですね。ですが、そのその魂の正体は、人間の情です。」
姿かたち遺伝子配列までが同じだとしても
思い出を持たない第二の俺は、別人だと。
グエン:「理解は出来るけど…。物と人はちょっと違うんじゃない?」
「物と違って人はしゃべるし、向こうからアプローチしてくるだろ。」
「冷静でいられる?」
蛇沼:「人間とは、単純であり複雑な生き物ですから。」
「愛した人間と同じ容姿、声、体温を持ち、
生前と変わらず自分に好意をよせてくる。」
「なのに、かつて愛しあった思い出はないという。」
「それは一体どれほどの絶望でしょう?」
「ただのクローンではない…。いったいどんな仕組みで誰が造ったんだ?」
「是非知りたいですね。」
グエン:「工藤さんは一体どんな気持ちでいるのだろう?」
蛇沼:「工藤も本人ではなく第二の彼でしょう。」
グエン:「えっ!?確定するようなことあったの!?」
蛇沼:「確定するようなことというか…」
「私が鯨井令子に口づけしたらひどく怒ってましたから、二人はおそらく恋人同士でしょう。」
▲▲ ええええ?嫉妬してたからクローン?第二の彼?
▲▲わからないーー、それで工藤がクローンだと確定できるような事でも何でもないのでは?
▲▲第二の彼だと言われてもおかしすぎでは?
グエン:「しかし、工藤さんも本人じゃないとすると」
「鯨井令子も元の彼女と感じが違ったし、」
「いよいよあの九龍は、オレの知ってる九龍じゃないかもしれない。」
「ニセモノだ。」
「おっと、偽物じゃなくて別物だっけ。」
蛇沼:「その通り、彼らは彼らで独立した個人としてとらえるべきでしょ。」
▲▲私がアホだからわからないだけなのか?
▲▲蛇沼はなぜ、こんな理由でそこまで工藤がクローンと言い切れるのだろうか?
▲▲蛇沼は、検査とか化学的根拠なしで断定しすぎでは?
美都餐室(ミドカフェ/Mido Cafe)詳細は、こちら見てみてください。
https://www.hongkongnavi.com/food/227/
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の28話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の28話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の28話
今回の28話は、楊明(ようめい)が鯨井(A現在)の部屋に泊まった時の話です。
楊明との女子トークで終わってしまいますが、新しいことも出てきます。
やはり、何かクローンに関係しているようで、
「ジェネリックテラ」に参加している蛇沼みゆきの会社は、
クローンを作っているようですが。
クローンとは言わず「ジルコニアン」と言うようです。
蛇沼の会社の「ジルコニアン」も本物のダイヤモンドがあって偽物がある意味のようです。
「ジルコニアン」という言葉は、25話で蛇沼と蛇沼父親との会話に出てきます。
蛇沼:「ジェネテラの集金は順調ですよ。ジルコニアンの件も…」
「大丈夫です。すべて私に任せて下さい。」
「ジルコニア」と聞くと「キュービックジルコニア」が思い出されます。
ダイヤモンドとそっくりな「人工ダイヤモンド」として広く知られていますが、
ダイヤモンドというならば、偽ダイヤになるけど、
人工物なだけで「ジルコニア」は「ジルコニア」として本物ではあるのですよね。
■キュービックジルコニアとは、
ジルコニアにイットリウムやカルシウムなどの物質を添加して人工的に結晶化させたもの。
装飾用に開発された人工石。
ダイヤモンドの屈折率と似ているため「人工ダイヤモンド」と呼ばれる。
「別人なのに姿形がそっくりだったり、過去の記憶が無いとか謎はそのままじゃない?」
「一体どこから来たの…?」
漫画の中で楊明(ようめい)が言っているけど、
疑問はそのまま続行中なのに新しい謎が増えただけかも(苦笑。
■3巻以降の28話 SFチェック部分。
完全ではない絶対の私達
八号室の鯨井(A現在)の部屋に泊まりに来た楊明(ようめい)とおしゃべり中
楊明(ようめい)が衣類のお直し、リサイクル、のお店に就職した。
小黒(しゃおへい)が紹介してくれたミシン仕事だ。
楊明(ようめい)に最近どうなのか?と聞かれて、
鯨井は、楊明が仕事探し中の間に知ったことを話します。
鯨井(A現在):「私と鯨井(B)は別の人間で、鯨井(B)はすでに亡くなっているみたい。」
楊明:「じゃあ、この部屋は亡くなった人の部屋ってこと?」
工藤 発(くどう はじめ)には聞いてないが、
前に話したボーイさんに偶然会ってそう言われたと説明する。
工藤には、詳しく聞いてないのは、なぜなのか?と聞かれた鯨井(A現在)は、
鯨井(A現在):「聞いちゃったら、なんか自分がきえてなくなりそうだったから…。」
「「絶対の私になる。」って決めたの!」
「絶対っていうのは、自分を信じて突き進む。ってこと。」
「たとえ一瞬でも私が私であると言える自分になりたい。」
楊明(ようめい):「別人なのに姿形がそっくりだったり、
「過去の記憶が無いとか謎はそのままじゃない?」
「一体どこから来たの…?」
鯨井(A現在):「いつから住んでいるのか思い出せないのに、どこに何があるかとかはわかる。」
「まるで私が鯨井(B)の人生とつじつまが合うように、つくられているような…」
鯨井(A現在)も自分はクローンではないか?と考えている。
楊明(ようめい)が、前にネットの書き込みで見かけたこととして話したのは、
「ジェネテラ計画の裏でクローンの研究をしてるって。」
「その書き込みは消されたが関係あるのかな?」
クローンという呼び方ではなくて「ジルコニアン」と書いてあったという。
鯨井(A現在):「ジルコニアン、人工鉱石のジルコニアにかけてるのかな?」
「人工鉱石…、偽物(フェイク)ダイヤモンド…」
「初めから偽物として作られていたら、
偽物が本物になりたいだなんて思うのはやっぱり高望なのかな…。」
全身整形で作られた容姿だから親近感があるのかもしれない楊明が言います。
楊明(ようめい):「ジルコニアは確かにダイヤあり気で造られた偽物(フェイク)だけど、あたしは好き。」
「人工だってこんなに輝けるんだって勇気づけられるから。」
「世の中には「フェイクはしょせんフェイクだ」っていう人達が沢山いるけど、
「私みたいに偽物の輝きに本物の輝きを感じる人間もいるってこと、忘れないでね。」
偽物か本物か、その輝きは私達が決める。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の27話あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の27話あらすじ・感想・ネタバレあり
単行本化してからまとめて読みたい派なのですが、
面白かったので3巻から後も読みたくなりました。
恋愛漫画というよりもSFの謎とき漫画みたいでおもしろいです。
3巻からの続きの27話を読んでみたら、え~!やっぱりそうなのかと思ってしまった。
九龍は、新しく作られた九龍 「第二九龍塞城」だったなんて、
だから水道水が飲めるってことでもそこまでダメじゃないわけだ。
おかしいと思ったんだよね。
外国で水道水を日本と同じように飲む日本人なんていないものね。
最近になって建ってきた建物で新しいなら浄水器つけてならそこそこ飲めるだろうね。
あ、でも、SFだし、現在の話ではないから
今の海外旅行の常識に縛られてはいけないが(苦笑
それにしても、この漫画の一応の年代設定はいつになっているのだろうか?
架空の話だから西暦でもないのかもしれないと思ったけど、
「1994年に解体されてる」と西暦で話をしてるから、
西暦を使っている設定ではあるのだよね。
そうなると一応の西暦何年設定はあるような気がするが、
今は何年なのか具体的な年度が出てこないので謎のままだけど。
ジェネリックテラとかクローン設定があるので現在の西暦年度とは違うだろうけど、
漫画の中で使っている家電がかなり古くてそこがノスタルジックの味なんだろうなあ。
言葉のマジックというか、正式名称で書いてないから引っかかったよ。
それに、漫画では九龍城砦(くーろんじょうさい)をそのままモデルとして描いてるからなあ~。
また、新しい謎が出てきました。
九龍だけがあるものが古いという話が出てきた。
九龍だけが時間がおかしくなってるのかもしれない。
そして、なんと、「クローンにはホクロがない!」という設定が!
クローンの謎がまた出てきた。
鯨井(A現在)はホクロがあるのに、どうなってるんだろうか?
ホクロがあるということは、鯨井(B)は鯨井(A現在)と同一人物なのか?
記憶喪失とか?ますます、謎だ?
時間がおかしくなっている。3年の時間のずれがあって時間移動してるとか?
香港とは別な時間で九龍が存在しているということなのか?
その、時間がおかしいという話で目薬が出てきますが、
目薬が出てくるシーンだと一巻の初めのほうで
鯨井(A現在)が目薬をさしていると、工藤が蛇沼製薬の目薬!を見つけて
「最近トップが息子に変わってからなんか信用できない
ほら、蛇沼美容中心のうさんくせー院長」と言っているところと、
「新発売」と書いてあって、
「すっきり爽快、視界バッチリ、蛇沼製薬の新目薬!」
と薬屋のテレビの街頭宣伝から流れてる「Q点眼薬」として出てくるコマがあります。
比べてみると眼薬にはQの文字があるので、この目薬のことを言っているようです。
蛇沼が蛇沼製薬の社長になった時と新発売の眼薬が同じ時ではあるようです。
蛇沼みゆきとタオ・グエンが九龍と鯨井(A現在)のことを解っているわけでは無くて、
この二人も九龍と鯨井(A現在)の謎を探っているのは、本当みたいです。
これまでは、蛇沼みゆきが操っている側というか…陰謀側とか何か…、
蛇沼みゆき側の人間と会社が関連をしてて謎が解っている側なのだと思っていましたが、
どうもそういうわけでも無いようです??
一般の人達よりは、蛇沼みゆきのほうが色々とわかっているようですけど、
別の何かが九龍や鯨井(A現在)には関係しているのかな?
謎が解らないまま、まだ、新しい謎がでてきて疑問が多くなってきます。
■『九龍ジェネリックロマンス』3巻以降の ■27話■
九龍に来て2カ月経った時の工藤 発(くどう はじめ)。
今日もいつものお店の天天飲食店でお昼の食事をしている
鯨井 令子(くじらい れいこ)先輩と工藤 発(くどう はじめ)。
鯨井 令子先輩に、いきつけの店を見つけたという工藤
喫茶店で夜は酒も出してくれる、コーヒーもうまいしボーイとも仲良くなった。
鯨井令子「二ヵ月か、遅くなったけど工藤くんの歓迎会やらなきゃね」
「今夜の予定は?」
黄昏横街から先にあるのが工藤の行きつけの喫茶店。
▲▲ここで話している工藤行きつけの喫茶店は「金魚茶館」のことでよいようだ。
黄昏横街のお店で二人だけで歓迎会となる。
工藤:「やっぱり、九龍は取り壊す計画があるみたいっすよ。」と言うと
鯨井:「まあ、すでに一度なくなっているからね。」
「1994年に解体されてるのよ。九龍って。」
▲▲なんですとーーでしたよ(笑
▲▲1994年に解体されてるのは香港の本当の九龍も同じ。
工藤:「え…そんな昔に? ってか、じゃあ今のこの九龍って何なんすか?」
鯨井:「この九龍の正式名称は「第二九龍塞城」
「取り壊された後にもう一度作られたの。違法で。」
「だから、「作られた」 というよりも 「作られてしまった」が正しいかな。政府からすると」
なぜ、作ったのだろうか?と聞く工藤に
鯨井:「それは、皆心のどこかで帰りたいと思っているからじゃないかしら。」
「“なつかしさ”に。だから、消したくても消せないのよ」
二人だけの歓迎会ですっかり飲みすぎた鯨井令子先輩は、
店を出た後ふらつきながらよろよろと歩く状態。
すっかり酔って歩いている。
「あ!ねえねえ!これから工藤君行きつけのお店行きましょーよ!」
と心配する工藤に鯨井令子先輩は、明るく話しかけるが、
工藤は、常連度がまだ低いと言って拒否。
よっぱらった勢いで鯨井先輩からキスされた工藤。
鯨井:「工藤くんって年上に可愛がられるタイプよね。」
って私が言ったの覚えてる?」
工藤は鯨井の肩ひもが見えるのを気にしてなおしたりする。
蛇沼みゆきとタオ・グエンの現在のシーン。
グエン;「鯨井令子のクローンと話してても感じたんだけど、」
違和感があるという。
3年前に発売した目薬を九龍では新商品として売っている。
グエン:「何か九龍で売ってるモノってさ、古い気がするんだよね。」
▲▲目薬のパッケージを見るとQのマークが出ていて
▲▲一巻に出てきた目薬で良いようだ。
蛇沼:「九龍(あそこ)は場所柄、物流にムラがありますから。」
「型落ちを最新として売っていてもさほど、不思議には思いませんがね。」
と言われても引きさがらないグエン
グエン:「ん~~~~~でも、何か変、粗末っていうか…、住んでた俺が言うんだからさ。」
蛇沼:「粗末ねえ。。」
グエン:「鯨井令子はホクロの位置まで同じなのにさ。」
蛇沼:「ホクロ?」
グエン:「左目の下の泣きボクロ」
蛇沼:「クローンは。ホクロは再生されません。」
「それじゃあ、彼女は…クローンではない…?
「なかなかたのしませてくれるじゃないですか。」
▲▲「クローンはホクロは再現されません。」は、新しい設定だ!
では、鯨井(A現在)は、クローンでは無いオリジナル?なのか?
うーん、これはわからないことが多くなっただけだ。
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻あらすじ・感想・ネタバレあり2
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻あらすじ・感想・ネタバレあり2
■第3巻のSFチェック部分。
耳にピアスをしている鯨井令子先輩
鯨井(B)32歳と後輩の工藤30歳の時のエピソート。
大工仕事をした後に具合が悪くなった工藤 発(くどう はじめ)を
鯨井令子(くじらい れいこ)の家が近くだからと部屋で休ませることになった。
部屋は8号室。
工藤:「鯨井先輩は、台所で歯を磨いてんのか。案外、粗忽者だな…歯ブラシは1つだけ。」
鯨井:「冷蔵庫にお水入っているから飲んでもいいわよ。」
と言われて冷蔵庫を見るとコップに入ったお水があった。
工藤はペットボトルがあるのだろうと思っていた。
鯨井「ただの水道水だけど一晩おいてカルキの匂いを抜いてあるからキンキンに冷えてるでしょ。」
「最近、はまっているのよ。」
室内は、テレビに化粧品棚、花瓶には花、花は白いカラー。
工藤:「ぬいぐるみとかねーんだな…。」
工藤は九龍にきて約一週間。
初めて経験することや初めて見る情景になぜか懐かしさを感じる感覚。
ちょこちょこ体験しています。
工藤:「懐かしいっていったい何なんですかね。
鯨井さんは前に恋と同じって言ってましたけど、」
洗濯を取り込んでる鯨井令子(B)が答える
「私が思うに懐かしいは「この胸に閉じ込めたい」ってことなんじゃないかしら。」
「だから恋と同じなの。」
今の鯨井(A現在)は、工藤に貰った金魚に話しかける。
「この花瓶じゃせまいよね。」
休日出勤で工藤と鯨井(A現在)は、
壊れたポットの買いだし中、お店で金魚鉢をみつけて購入することにした。
工藤が鯨井(A現在)の部屋まで運んでくれることになった。
あいかわらず、台所には歯ブラシが1つ。鯨井先輩の時と同じ。
冷蔵庫をあけてみるが、水はなかった。
部屋の中は以前見た配置とほとんど同じ、変わってたのは
部屋にはジェネリックテラぬいぐるみを置いている。
「久しぶりだなあ。」とつぶやく工藤 傍らには鯨井先輩の黒い影。
思い出すのは、鯨井先輩の事。。
工藤:「部屋ってのは住んでる人の色に染まるもんだから。」
工藤が帰った後に鯨井(A現在)は、独り言を言う。
また、来てくださいね。「私の部屋」に
金魚の名前はサクセス。
水槽を運んでもらったお礼に工藤の机にひまわりの花を置いた。
小黒(しゃおへい)が引っ越ししたいとやってきた。
洋服が多くて手狭になったから引っ越ししたい。
小黒(しゃおへい)は
「九龍から出たくないよ、あの時だってそう思ってた。」という。
鯨井(A現在)「あの時って?」
聞いても小黒(しゃおへい)はそんなこと言ったか?
ととぼけているのか本当に覚えているのか、解らない対応をする。
▲▲小黒(しゃおへい)もクローンなのか?全部がクローンなのか?
解ったのは、小黒(しゃおへい)も
「あの時、九龍から出て言った時」があるということだ。
楊明(ようめい)と夕食を食べる鯨井(A現在)
おいしそうな、ピータンを食べてる。
▲▲ピータンが上に切った生姜つけて描かれているの美味しそう(笑
こういう切った生姜を上に乗せるのはホテルとかの高級店か
日本の中華料理屋風だと思う。
街にある庶民のお店は、ほぼやらないなあ。タレみたいなのはかけるけど。
楊明(ようめい)に最近、どうなのよ、工藤とは?と聞かれて
部屋に入れたと答える鯨井(A現在)
楊明(ようめい)「工藤さんが部屋に入るのきっと初めてじゃないよね。何か感じた? 」
鯨井「私は特に何も感じなかったよ・・」
鯨井(A現在)が花言葉を知らずに会社の机に置いた向日葵(ひまわり)
花言葉は「あなただけをみつめてる」だった。
工藤も花言葉を知っているのか?知らないのか?
机の上のひまわりに「そんなにじっとみるんじゃねえよ」とつぶやいている。
ジェネテラちゃんのお面バージョンを被っている変な男が
工藤がよく行くおじいさん達のマージャン場にやってきた。
工藤が紹介した部屋に行けば何か解るだろうと喫茶店の男タオ・グエンを探しても
道は立ち入り禁止が多くてタオ・グエンの部屋にたどり着けない。
ジェネテラちゃんのお面バージョンを被った仮面男が
鯨井(A現在)の前に現れて手品をして去って行った。
喫茶店「金魚茶館」にもやってきたお面男は、
後任の喫茶店員に前任のタオ・グエンという男を知っているか?
と写真を見せて聞くが、彼は、まだ「金魚茶館」で働き始めて二週間。
彼も2週間前にやめた前任者タオ・グエンのことは知らない。。
工藤は、タオ・グエンの消息を聞いて回っていたが、
喫茶店の取引先の人からは、
「九龍はワケありの人間だらけなんだから、
急に姿消したってなんも不思議じゃねーよ。
「グエンは器用な奴だからどっかでちゃんと生きてるだろ。
あんまり心配すんなって!」
と言われてしまう。
▲▲器用な奴ってことで手品をしてる仮面の男はタオ・グエンでよいようだ。
工藤は、なぜか、通れない道があったりして、
以前のタオ・グエンの部屋まではたどりつけないままだ。
工藤は、「何かが起きてる。このクーロンで。」と思っている。
先ほどの仮面の男が蛇沼みゆきに会いに来ていた。
蛇沼みゆきが鯨井(A現在)に会ったタオ・グエンに質問する
「それで、君の見解は?」
「前回はほんの「さわり」だけだったでしょう。」
▲▲前回ってどこの部分にあったことなのだろうか?どこが前回になるの??
▲▲鯨井(A現在)と喫茶店で会ったタオ・グエンは違う人だから??
鯨井(A現在)のクローン制作途中で会ったとかなのか?
仮面の男グエンは、鯨井(A現在)は「確かに彼女だった。」
「少し違和感はあるけど、ほぼ同じ」だという
喫茶店のほうは、
グエン「2週間前まで働いていたらしい。今は行方は不明。」
「これをどう考えるか…。」
▲▲喫茶店のタオ・グエンのことだろうから蛇沼みゆきといるタオ・グエンは別人。
お面を付けているのは、
「もし、はち合わせたらどうなるかわかりませんから。」
「迷信でしょう、ドッペルゲンガーに会うと命を落とすって。グエン」
蛇沼みゆきといるタオ・グエンはオリジナルのようだ。
▲▲グエンは九龍では、食べたり飲んだりを禁止されている。それはなぜ?
お面男グエンのスマホにある「ハニーちゃん」から電話がかかってきた。
蛇沼からの電話だった。
勝手に出歩くなと言われている。のにお面男グエンは出歩いている。
飲み食いは禁止。慎重に行動すること。と注意されている。
仮面男が鯨井(A現在)の前にあらわれた。
小黒の部屋の屋上からひまわりを見ていた鯨井(A現在)が
「金魚茶館」のグエンだと思って2回会ったことがあると話すと、
「ああ、オレのこと知ってるのか。」と仮面男のグエンは思う。
▲「金魚茶館」にいたグエンと仮面男のグエンは別な人で良いようです。
鯨井(A現在)は「金魚茶館」にいたタオ・グエンに聞きたいことがあるという。
「あなたは、以前から私のことを知っているんですよね?私と工藤さんの関係も」
仮面の男タオ・グエンが言ったのは、
「鯨井令子さんのことは以前からよく知っています。
もちろん、工藤さんとのご関係も。でも、アンタのことは知らない。」
「オレの知っている鯨井令子は、もうこの世には存ない。」
▲仮面の男グエンは、鯨井令子(B)を知っているけど、「金魚茶館」にいたグエンではない。
鯨井令子は、この世にはいないことがわかった。
仮面の男グエン「ご丁寧にホクロの位置まで同じなんだ。」
「気に入らないなぁ…」
「まるで仲間との大切な思い出を何処の誰ともわからない部外者に土足で踏み荒らされてる気分だ。」
「まあ、あんたも自分の人生と思いきや他人の人生を歩んでるんだから、
気の毒だとは思うけどね…。」
「この九龍の工藤さんもオレの知ってる工藤さんなのか、わからないけど」
「なんせオレも居たらしいしな…」
▲もう一つの世界でグエンと工藤さんと鯨井令子の世界があるような気がする?
▲工藤もクローンなのかもしれない?
事務所に帰って生きた鯨井令子(A現在)は、
工藤にまで「俺はお前が嫌いだ。」と言われてしまう。
鯨井令子(A現在)は、「知ってます」と言って、萎れたひまわりの花を片付けた。
鯨井(A現在)は、この人生は私のもの?
「私が工藤さんに愛されていたという過去も私のものではないんだ。」
目薬をさすようになった鯨井(A現在)は再び眼が悪くなってきたのかも?
でも、鯨井(B)と違うことを見せたくてメガネは絶対かけたくない。
▲クローンも時間が立つと眼が悪くなったりするのだろうか?
▲それとも、不良品?薬がきれる?ある期間だけのクローンとか?
とうとう、鯨井(A現在)が屋上で工藤に聞いた。
「私は、工藤さんが知ってる鯨井令子ではないんでしょう?」
工藤の返事は、「知らないのは、お前の方だろ。」
「この生活を自分のものだと思い込んでいるように、
オレへの感情もそう錯覚しているだけだよ。」
鯨井(A現在)が倒れてしまう。
刺青を男に見せている若い時の蛇沼みゆき。相手は父親のようだ。
「もっと蛇沼家(あなた)にこの身を捧げますよ。」
そのためにナイフで舌を二つに割ったようだ。
若社長の蛇沼みゆきは、愛人との子供で養子だった。
男の子は、奥様と共に事故死した。
蛇沼の家には、当時の男の子と奥様の絵がかざってある。
タオ・グエンは、蛇沼みゆきの家で寝泊まりしている。
グエンと蛇沼は、怪しい関係のようだ。
蛇沼みゆきの背中一面には蛇が巻きついている刺青模様が入っている。
蛇沼みゆきは、グエンを誘って街歩きに行く
育ちが悪いのでジャンクフードが好きだと言う。
グエン:「思いだすなー。みゆきちゃんと初めて会った日。」
「小汚い安酒しか出さないバーでやたら仕立ての良いシャツを着た美人を見てまず1ビックリ」
「キスしたら舌が割れてて2ビックリ」
「脱がせりゃ刺青で3ビックリ」
「正体知ってさらに4ビックリ」
蛇沼みゆきが言うには、「びっくりしたことは他にもあったでしょう。」
グエン:「そりゃあね。」「このことはオヤジさんは知らないんだろ?」
蛇沼:「ええ。知られたら何をされるか…」
グエン:「心配だな。」
蛇沼:「九龍と香港では、立場が逆転ですね。」
▲工藤が2巻で言っていた、「日本支店より九龍(クーロン)支店へ異動してきました」
という言い方と同じような言い方を蛇沼みゆきもしている。
▲「九龍と香港」というように、国と同列に九龍を出すんだよなあ?
普通なら、
「香港の九龍では、立場が逆転ですね。」と言うほうがすっきりすると思うのですが?
グエン:「もう十分なんじゃないの?」
蛇沼:「冗談。全てはこれからですよ。」
グエン:「みゆきちゃんは、何を目指しているの?」
蛇沼:「絶対であること。」
グエン:「完全じゃなくて?」
蛇沼みゆき「完全なんてこの世にないから、絶対なんですよ」
どうしてこんなに文明が進化しても
こういう一角ってなくならないんだろうね。
それは、消したくても消せないんでしょう。
多くの人が捨てられず、持て余してる。
「なつかしい」という感情。
非常にやっかりで忌忌しい(ゆゆしい)感情です。
工藤の部屋で眼が覚めた鯨井令子(A現在)。屋上で倒れてからずっと寝ていた。
工藤が「話すか?俺の知ってる鯨井令子のこと。」と切り出した。
鯨井(A現在)は、知ったらだめ、と、聞くことを拒否する。
これから出社する工藤は、鯨井(A現在)は、家に帰って休めという。
家の鍵がないという鯨井(A現在)に
「もう一度きくが、何でおれがお前んちの合鍵を持ってるとか、」
「本当に聞かなくていいんだな。」
鯨井(A現在)は、話を聞くことを拒否する。
鯨井(A現在)が願う事。
「工藤さんの恋人になりたい。彼女鯨井(B)のように。」
工藤さんから鯨井(B)の話を聞かなかったのだって、
聞いてしまったら、本当に私という存在がなくなってしまいそうだったから。
怖くて聞けなかった。
鯨井(A現在)の願いは、
「他のだれでもない、ましてや誰かの中の誰かでもない。」
「私は、絶対の私になりたい。」
3巻終わり
▲いや、そこは、さっさと「工藤の知ってる鯨井令子のこと。」を聞いてくれよ。
だが、聞いたら漫画が終わってくるから、なぞ解きは先延ばしなのだろう。(苦笑
漫画で説明されてないけどクローンは普通になっている社会なのかもしれないが・・。
鯨井(A現在)クローンが普通に会社にいて働いているし、
周囲は、当然、クローンだということを解っていて、
そのまま受け入れているのもそのことがもうおかしいよね?(苦笑
なのに、クローンだという説明は本人にはしないままで、そこはあくまでもナチュラル志向
本人は自然と出てくる記憶や行動だけを頼りに日常を送って行く。
周囲もクローンとしての全部を受け入れるわけでもなくて良いらしい。
工藤と鯨井(A現在)が恋愛中にならなくてよくて、
以前にあった事実の工藤と鯨井の恋愛関係は受け入れないようになっている。
2巻にあった、鯨井(A現在)が鯨井(B)写真と同じようなピアスをしてきて
イヤリングですと言うと工藤が怒るシーンも、
大前提が鯨井(B)がピアスということと恋愛中がないと、成り立たない。
無関係の事務所のお姉ちゃんがイヤリングしてこようが、同じ形だろうが、
そんなことに赤の他人が口出しする権利がないんだよね。
しかも、「くだらねーことしてんなよ。」と言うのは、
鯨井(A現在)が、鯨井(B)と同一化しようとしてるようで
わざとやっていることとして怒っているわけで、
その先には「工藤が好きだという気持ちを持つ鯨井(A現在)」がいるからなのに、
そこは、工藤は恋愛することは拒否している。
彼氏でもない工藤がイヤリングに文句を言うことなんて、
同じようなイヤリングしてるだけでイチャモンつけるのは、ちょっといいがかりだよなあ。
『九龍ジェネリックロマンス』(クーロンジェネリックロマンス)第3巻
(英文表記: KOWLOON GENERIC ROMANCE、中文表記: 九龍泛型浪漫)
第4巻に続く
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻あらすじ・感想・ネタバレあり
3巻からは、蛇沼みゆきの謎の過去とタオ・グエンが二人いる謎が出てきます。
でも、まだ、全然、どうなっているのかは、わからないままです。
タオ・グエンが歩きまわって話を引っ張ってくれます。
蛇沼みゆきもクローンっぽいですし、
最後に蛇沼みゆきに残ったビックリが
「父親に知られたら何をされるかわからないこと」が秘密としてあるが、
それが何なのかがまだ不明です。
2巻の蛇沼みゆきは、鯨井(A現在)の口紅をぬぐって自分につけたりしてますし、
男性の工藤が気が付かないでいる
鯨井(A現在)の口紅の色が変わったことも気が付きます。
蛇沼みゆきは、なんとなく元は女性のような気がします。
または、男女両方があるとか、何か特殊なカラダだったり、両性具有っぽい?
それが父親に知られたら困る秘密なのかもしれない?
タオ・グエンは、いつも「みゆきちゃん」と呼びますから、
男性でも女性でも違和感が無い「みゆき」の名前になっている理由がそれかもしれないです。
クローンかもしれない蛇沼みゆきと鯨井(A現在)の二人は、
どちらも「絶対」であること、「絶対」の私を望んでます。
後発の複製クローンが思うのは、唯一無二の私という「絶対」であることなのかもしれないです。
タオ・グエンは、鯨井令子(B)を知っているけれど、
「金魚茶館」にいて鯨井令子(A現在)と会ったタオ・グエンと
お面男のタオ・グエンは、別な人。
お面男は、「金魚茶館」のタオ・グエンを探してますし、
2週間前にいなくなったわけも知らない。
でも、「金魚茶館」のタオ・グエンは、鯨井令子(B)の記憶も持っている。
どっちが先発のタオ・グエンなのかわかりずらいですが、オリジナルはお面男なのでしょう。
仮面の男タオ・グエンがオリジナルならば、
オリジナルは、飲み食いは禁止。なのかもしれないです。
それとも、九龍地区という場所そのものがクローンの街だから、
気を付けて飲み食い禁止なのかもしれない。
九龍で飲んだり食べたりが出来る工藤もクローンなのかもしれないです?。
それにしても、漫画にあるような水道の水をコップで冷蔵庫で冷やすのは無理すぎる。
というか、怖すぎる。日本以外では、絶対ダメです。
水道からそのままの水を飲む人はいません。
日本の感覚のように水道水はそのまま飲めません。
水をそのまま飲むならミネラルウォーターですし、
かならず沸騰させた水を飲みます。
でも、沸騰させる水でも蒸留水を使ってるところばかりだと思う。
後は、日本でもよく見るようなタップウォーター置いてるよね。
香港では、一応、高級ホテルとか極少では、蛇口から出るお水は飲めますよと
アピールするホテルもありますが、例外も例外、そういうホテルとは別です。
香港や中国、台湾も一般の建物全体の水道配管がとんでもないことになってるので、
とんでもなく汚い配管の中を通ってくる汚れた水を飲むことになります。
マンションは、公共部分のダメージを個人ではどうすることも出来ないですから。
中華系はビルの配管掃除なんて定期的にやるわけないし、メンテナンス適当、
修理は壊れない限りやらない主義の人達ですから(苦笑
年代物のビルでそのまま水道水を飲むなんて無理すぎます。
九龍の建物のシーンで水ポタポタが出てくるのは、
ビルや建物が古くなると水道管が壊れて漏れてくるからです。
漫画の中には出てこないけど、鯨井(B)の水道水は、
高級浄水器を通した後の水道水なんだよね。と私は変換して読んでます。(苦笑
水道水が飲めるというシーンから思ったのですが、
もしかしたら、鯨井(B)が存在していた街の九龍(クローン)は、
まったく新品の街の九龍(クローン)だったのかもしれません。
街そのものが新品でそっくり新しい街だったら、
水道管も全部新品で、何十年もの蓄積汚れになっていないので、
水道水をそのまま飲むということも可能だろうということです。
これは、ちょっと深読みかなぁとも思うけど・・(苦笑
オリジナル(であろう)タオ・グエンは、九龍(クーロン)で飲食禁止を言われますし、
どこかにオリジナルが知らないクローンのタオ・グエンがいるのですから。。
クローン(であろう)鯨井(A現在)もそうですが、
現在の九龍(クローン)の住んでいる人達は、飲食禁止ではないわけです。
そこから、考えると工藤もみんなクローンだったりするのかな?
鯨井(B)の時も街がクローンで、鯨井(A現在)も街がクローンだったりして?
そこまでは、深読みかなあ?
あと、ちょっと違和感があったのが、工藤が2巻で言っていた、
「日本支店より九龍(クーロン)支店へ異動してきました」
と言っていたけど、日本も支店、九龍も支店、なのがちょっと不思議です。
日本支店というなら、香港支店だろうし、
日本国と同じレベルで九龍がクローン国レベルとして存在してるのかな?
とも思ってしまいました。深読み過ぎ?(笑
神田支店から転勤してきた○×ですとか、秋葉原支店から転勤してきた等と言うほうが
一般的なような気がします。
日本から来たとしても日本支店とは普通は言わないですよね。
小黒(しゃおへい)の不動産賃貸契約の時に
「ここに印鑑を押して」と鯨井(A現在)が言っていますが、、
香港はイギリス領だったので、サインを書いて契約するのが一般的。
香港だったら、日本のように印鑑は押さないよね。
そこは、不動産屋「旺来地産公司(オウライチサン)」は、
日本の会社で日本方式なのだろうなあ~と思います。
漫画の編集さん達も外国で水道水を飲めないのは知っているだろうし、
作者は台湾に行ったことがあるなら、なおさら台湾でも
水道水を直接飲まないのは解っていると思うので、
この宣伝↓に書いてあるように、あるようでない場所作りに、
わざと描いたような気がしないでもないのです。
【此処(ここ)は、東洋の魔窟(まくつ)・九龍城砦(クーロンじょうさい)。
何処にでもある、何処にもない場所】
存在しないような、存在するような、架空の場所の九龍作りに
飲める水道水がある香港の九龍という場所、契約には印鑑を使っている社会とかを
わざと使っているのかもしれないです。
後、宣伝の文句にあったのが
【他人(かりそめ)の人生を生きる 私は、誰かのジェネリック。】と書いてありました。
これから考えると、ジェネリックは、後発医療品ということで
日本でよく使われるジェネリックの意味でよいようです。
先発の人がいて後発はクローンということかな。。
面白く読んでいるから書くと長くなりすぎて、アップ出来無さ過ぎるので
2つに分けてます。
『九龍ジェネリックロマンス』(クーロンジェネリックロマンス)第3巻
(英文表記: KOWLOON GENERIC ROMANCE、中文表記: 九龍泛型浪漫)
第四巻に続く
九龍ジェネリックロマンス 作者:眉月じゅん 2巻 あらすじ・感想・ネタバレあり
九龍ジェネリックロマンス 作者:眉月じゅん2巻 あらすじ・感想・ネタバレあり
不勉強で作者の眉月じゅんさんのことは全然知らなかったです。
「恋は雨上がりのように」が代表作として紹介されていますが、
私は読んだことが無い漫画でした。
アニメやドラマになった作品なので、なんとなく題名を聞いたことがある程度です。
「恋は雨上がりのように」は、題名としてロマンティックな題名ですね。
『九龍ジェネリックロマンス(クーロンジェネリックロマンス)』
の作品紹介にはこう書かれています。
「此処は東洋の魔窟、九龍城砦。ノスタルジー溢れる人々が暮らし、
街並みに過去・現在・未来が交差するディストピア。」
「優しいディストピア 九龍城砦でおくる日常、大人ロマンス」
ディストピアとは、何でしょうか?↓
■ディストピア、デストピア(英語: dystopia)
ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。
SFなどで題材とされる「表面的には秩序だって管理の行き届いた世界に見えるが、
その内実は極端なまでの管理社会であり言論の自由などがない社会」
として描かれることが多い。
ちなみにジェネリックは
「ジェネリック(generic)」だけの意味だと「一般的な」「商標無し」「ノーブランド」いう意味。
漫画の中で作られてる「ジェネリックテラ」として言われているものは、
この漫画の世界は、過去も現在も未来もすべて誰かに作られた虚構の世界なのかもしれないです。。
すべてがクローンで、クローンが管理してるだけなのかもしれない。
香港が好きな人達って日本には一定数が存在しているのですが、
古株は、ブルース・リー(小龍)やジャッキー・チェン(成龍)のファンの皆さんでしょう。
きっと、一番、香港の良い時代を香港と一緒に楽しむことができた
羨ましい体験が出来た人達だろうと思います。
古くからの香港大好きな人達だと、九龍城砦(クーロンじょうさい)「九龍寨城」に
実際に行ってきたという人も多いと思います。
私は「九龍寨城」(きゅうりゅうさいじょう)が取り壊されたもっと後から
香港が好きになったので、残念ながら行ったことがありません。
1993年前の取り壊し決定した当時は、
外国人用見学ツアーもあったそうですからチャレンジしてみたかったです。
私が好きだった香港は、
香港映画が日本にたくさん入ってきて、いろんな香港映画を沢山見ることが出来た時代
香港返還で中国大陸の巨大な市場が手に入ると盛り上がっていた時代
2003年のサーズ流行よりも前の香港の時代
1998年に閉鎖されたカイタック空港(啓徳空港(Kai Tak Airport))が懐かしい。
懐かしい香港も九龍ももうないのです。
私も10年以上もっとかな?20年近くなるのか?全然、香港に行かなくなりました。
年取って親や自分の病気もあったり…幸せな時しか旅行できないですよね…。
今は、香港映画も全然なくなって中国映画だらけになってしまった。
中国政府は危ないと香港人は信用してなかったはずなのに、
返還されたらあっという間に中国に支配されてしまった・・。
中国大陸の巨大な市場が手に入るよりも、香港が中国大陸の地方都市になっただけ。
返還の時から危ない危ない、大陸と同じことになるってわかってたのになあ・・、
香港人は金儲けに負けた、結果が今の香港のこれだよ・・。
今は、強大な中国政府に呑みこまれるだけの香港、
言論の自由もなくなって監視されて香港人が逮捕されるだけの香港になってしまった・・。
どうにかしたくても、もうどうしようも出来ない香港。。
そんなところに
『九龍ジェネリックロマンス(クーロンジェネリックロマンス)』という題名を見て
久しぶりに「九龍」の文字に懐かしく思った人も多いのでは…。
香港映画の題名に「九龍(クーロン)」ってよく使われたよね。
どういうわけか、日本だと九龍は、クーロン読みなのです。
漫画でクーロン(九龍)とだけ言われると香港の九龍地区の下町全体の印象があって、
けっこう広いから、あんまり九龍城(九龍城砦)がストレートに思い浮かばないです。
でも、私は、香港が好きだったから、
なんだか読みたいような読みたくないような・・でした。
題名だけで香港の雰囲気も出てないような設定でアニメ絵だったら何か嫌だなあ。
なんて思ってました。けど、読んだら大丈夫。
『九龍ジェネリックロマンス』を読みだしたら、そんな心配は全然なくて、
香港の街のなかは、こういう雰囲気だったなあ、とか思いだして、
使われている通過はHKドルだし、懐かしくちゃんと香港が思いだせる絵柄でした。
作者は、中学生でプレイした「クーロンズ・ゲート」というゲームからの香港九龍だということで
実際に香港には行ったことがないようです。
漫画には、実際に行った台湾を参考にしているようですが、
そこは、嘘の漫画ですからね、
もともと架空の場所の話としての漫画とわかってますから違いを楽しめます。
煙草も作者本人は女性喫煙者ではないので試してないそうです。
「スイカ食べた後にタバコ吸うとおいしいんですよ。」は、
母親がキャスターマイルドを吸いなが言っていた「香ばしくておいしいんだよ」
の言葉からだそうです。
漫画の中にあるレシートでくじが当たるというのは、
昔から有名だったのは、台湾でやっていました。
台湾でやってたことだけで、香港ではレシートくじは無かったはずです。(今はわからないけど)
その後たしか、大陸の上海でもレシート保存してくじが当たる同じ事をやってたはずです。
上海は、スクラッチみたいなのがレシートと共に出てきたりした時もあったかな。
北京は昔はなかったなあ。(今はわからないけど)
基本はノーレシートだと脱税が多いからという理由で
台湾が脱税予防でレシート発行させるためにやりだした上手い方法です。
香港の九龍城砦(クーロンじょうさい)がある時代がモデルなのに
レシートくじ?これは台湾にしていろいろ混ぜるんだなあ~と思っていたけれど、
作者が実際に行ったのが台湾だからという記事を読んで、
それで台湾がモデルになってるんだと納得しました。
主人公の鯨井 令子(くじらい れいこ)の小さい部屋も
香港映画や香港の雑誌によく出てくる庶民のお部屋によく似てます。
部屋が小さいから物がごちゃごちゃ置いてあって、
折りたたみできる簡易テーブルとイスがそのまんま描かれていて、
一瞬で「うわー庶民の部屋を丁寧に描いてるなあ」と好感をもってしまいました。
主人公が住んでるベランダ付きの建物は、実際の香港だとあまりないですね。
高層建築なので、窓ががっちり上から下まであるだけで、
ああいうちゃんとした開閉するベランダが付いてるのは、かなり本当に古い建築です。
お昼ご飯に工藤 発(くどう はじめ)が注文するのが「空心菜」。
日本ではほとんど使われない野菜ですけど、
香港とか中華社会のレストランでは、いつも頼むお野菜で香港好きには懐かしいです。
注文するなら、香港だもの「腐乳炒空芯菜」だよ。食べたいなあ~。
だんだん、料理の名前も忘れてきた。。悲しい。。
鯨井令子(くじらい れいこ)が靴を買った帰りに何食べようか?と言うメニュー
春巻き、海老焼売、大根餅、
「大根餅」も日本では、ほとんど売ってないし普通では食べられないけど、
香港飲茶の定番みたいなもので、美味しくて大好きな一品です。
2巻に出てくる香港でのレモンチキンも流行ったんですよね。
どこのレストランでも出すような定番料理になったなあ~と読んで思いだしました。
美味しいですよ。
食いしん坊だから食べることばっかりだ(苦笑
1巻で鯨井令子が小黒に
「素敵な靴は素敵な場所に運んでくれるよ」と言われて買った靴。
中国刺繍の金魚柄の可愛いペッタンコ靴を履いて
工藤と一緒に夕食に出かけることになります。
工藤の彼女が、前にも来たことがある喫茶店「金魚茶館」に行きますが、
不思議なことに、工藤は、鯨井のことを彼女だとと言われても訂正しません。
金魚を買ってもらったり、金魚が印象的に使われている1巻のシーンでした。
このシーンを見て香港で綺麗な刺繍入りのスリッパを買いたいなあ~
と思っていたのに、なぜか買うチャンスがなかったことを思い出しました。
実際、女性だと香港でのお土産に刺繍スリッパを購入して帰った人がたくさんいると思います。
観光書にはよく紹介されていた香港でとっても有名な中華刺繍のスリッパのお店、
今も存続していることを願います。
喫茶店「金魚茶館」のように金魚はいないけれど、
あんな感じのガラス張りの窓になっていて、テーブルと椅子の喫茶店が
香港の尖沙咀(チムサーチョイ)にあったの思い出しました。
映画の中には、残っている喫茶店。。たしか金城武とジジ・リョンの映画だったかな。。
たぶん、「君のいた永遠(とき)」だったと思う。
工藤が映画を見るシーンで「成人映画」と書いてあるポスターがありますが、
それは日本の言い方そのままですね。香港だと「三級片」ですよね。(苦笑
読んでいると懐かしさでいっぱいになりました。
2巻からやっと登場人物が出そろってきたようです。
まだ、起承転結の起の終わりくらいかも?。
蛇沼グループの蛇沼社長は、不気味で怖い。
蛇沼という名前のとおりに、蛇みたいに舌が二つに割れている変な社長です。
蛇沼は潔癖で手袋を常にしているような男だけど、
もしかしてこちらもクローンだから自身の感染症予防かもしれない?と思ったり。。
今のところ工藤もなぜストレートに鯨井(A現在)に様子を聞かないのかわからない。
鯨井令子(A現在)を元婚約者鯨井(B)と一緒に写真を撮った店に連れていった理由が何かありそうだし、
記憶が戻ってほしいとは思っているようだ。
元婚約者鯨井(B)と一緒に映った婚約写真が都合よく書類から飛び出るか?と考えると、
工藤が半分わざと写真を鯨井令子(A現在)に見せるようにしたのかもしれない。
出会って恋愛関係になって婚約をして「何か問題」が起きて現在に至るまでのことが不明のまま。
婚約までした恋人が自分との関係をリセットしてクローンとして生き返っており、
普通に何食わぬ顔で目の前で生きてるとしたら、工藤はどういう気持ちなのだろうか?
クローンになったのは、どうしてかもわからない。
正しくは、クローンだと産まれるということがあるから、
ある一定の年齢で人間をコピーして人口培養コピーしたみたいなものだと思うけど。
1巻では、工藤が会社のドアを開ける直前までの鯨井はピアスをしている鯨井(B)だったのに、
工藤がドアを開けたらピアスは消えて鯨井(A現在)になってるなどの
たまにどちらかわからなくなるような回想のようなシーンだけだったのが
過去と現在を行ったり来たりするような画面が多くなってきました。
まだ、まだ、わからないことだらけのままです。
1巻の感想は、こちらでどうぞ。
■第2巻のSFチェック部分。
1巻では、34歳の工藤 発(くどう はじめ)が30歳として登場する。
鯨井令子(くじらい れいこ)は、工藤よりも2歳上の32歳の先輩社員。
2巻の最後になって謎のジェネリックテラの元締め
蛇みたいで気持ち悪い謎の蛇沼社長が出てきます。
工藤 発(くどう はじめ)30歳。
日本支店より九龍(クーロン)支店へ異動してきたばかり。
不動産屋「旺来地産公司(オウライチサン)」で出会った
鯨井令子(くじらい れいこ)は、はじめから耳にピアスをしてる。
32歳の鯨井令子が先輩として支店にはすでに勤務している。
工藤 発(くどう はじめ)が8の字をさわる癖の理由は、
鯨井令子(くじらい れいこ)に8の理由を教えて貰ったからだろうということがわかる。
鯨井令子「8って日本で縁起のいい数字でしょ?香港でもそうなのよ。」
「発財(財産が貯まる)の「発」と「8」の発音が似ているから。」
「そして発といえば、もうひとつマージャン。」
「工藤さんの名前も「発」と書いて「ハジメ」という名前で縁起が良し。」
食事に一緒に行った新人の工藤 発と先輩の鯨井令子のシーンでは、
1巻で工藤が鯨井に言ったそのままのせりふ
「君はこの黄金に輝くスープに浮かぶプリプリの水餃子に正義を感じないワケ?」
が、先輩の鯨井令子から言われている。
先輩の鯨井令子から新人の工藤は、
私と昼食をとる場合は、もれなくこの店「天天飲食店」になる。
新規開拓のお店なら1人で行ってくれとも言われる。
工藤 発(くどう はじめ)30歳は、
マージャンと水餃子と抜け道と鯨井さん流「九龍をうまく生きるコツ」を教わる。
老人とのマージャンで住人の悩みに寄り添うことも不動産屋の仕事だと教わって行く。
鯨井さん流「九龍をうまく生きるコツ」のもうひとつは、
「恋をすることかしら?」
「切れかけの電灯」「カビくさ路地裏」「すれ違い人の汗のにおい」
「そんな九龍をなぜか無性になつかしく感じるの。」
鯨井令子「私はこのなつかしいって感情は恋と同じだと思っている。」
鯨井令子「私、九龍に恋しているのよ。」
とスイカジュースを飲んでたばこを吸いながら言う。
工藤「いつかなくなっちまうとしたら、恋なんかしたらつらいんじゃないすか?」
「この九龍という場所はなんて優しくて残酷なんだろう。」
工藤が一巻で言った「俺はこのなつかしいって感情は恋と同じだと思ってる。」
と同じセリフがたくさん出てきます。
工藤が1巻で言ったセリフは、ほぼほぼすべてが
この時の鯨井令子(婚約者)の受け売りだったことがわかる。
鯨井令子(A現在)は、工藤のファイルボックスから
婚約した時の工藤と鯨井令子(B)が一緒に映った写真を持ってきたまま、
まだ、写真を返却できないで、写真を見ては悩んでいる。
1巻で騒音元16号の部屋住人だった楊明(ようめい)に
鯨井令子(A現在)が偶然に出会う。
具合が悪くなってへたり込んだ鯨井令子(A現在)は、
楊明(ようめい)部屋で休ませてもらうことになった。
変な話だから聞き流してくれてかまわないからと言いながら、
鯨井令子(A現在)は、工藤と一緒に映った写真をみせて
写真を撮った記憶がない。と楊明(ようめい)に相談をする。
楊明(ようめい)に双子の姉とか?の可能性はないかという問いには、。
その写真を撮った人に、それは私だと言われました。と答える。
鯨井令子(A現在)は、工藤と写真を撮った日だけではなくて、
過去の記憶を全く思い出せない。
鯨井令子(A現在):「私、記憶が無いんです。
今日までそんなこと気が付かなかった。考えもしなかった。
工藤さんもそんな話は一度もしなかった。」
楊明(ようめい)「じゃあ、これはあなたじゃないんだよ。」と簡単に決着を付ける。
楊明(ようめい)「過去がない人間なんてほかにもいるよ。例えば私とか・」
楊明(ようめい)は、頭の先からつま先まで全身整形していた。
「私は過去を捨てたの全部。どれが私で、私じゃないかは、私が決める。」
過去を持たない人間には、必ずはじまりの日がある。
エッグタルトは、新しく始まりの日のバースデーケーキになった。
工藤は、オフィスでファイルボックスを見て写真がなくなっているのを知っているようだ。
楊明(ようめい)と鯨井令子(A現在)は、
待ち合わせして食事をしながらまた写真の謎の話をする。
楊明(ようめい)に、鯨井はレコぽんと呼ばれるように親しくなっている。
鯨井令子(A現在)とそっくりな女を仮に鯨井(B)とする。
話しながら香港レモンチキンを美味しそうに食べる二人。
鯨井令子(A現在)は、
工藤に直接聞くのは、工藤さんに惚れているからしたくない。
工藤がこの話をしてこない時点でこのことを隠しているのだから聞けない。
楊明(ようめい)からは、鯨井(A現在)が写真の女と同一人物だとしたら、
「工藤さんは、レコぽん(鯨井(A現在)の記憶が戻るのを待っているんじゃない?」
自然に待っているから刺激しないのかも?と言われる。
でも、それでは、現在の鯨井(A現在)の存在意義は?
鯨井令子(A現在)の思いは、
「工藤さんにとって今の私じゃだめなんだ。」
鯨井令子(A現在)は、工藤に会社で「私を見て」と言って別れてから
工藤と鯨井(B)の写真をファイルに返す。
フン!と鼻息が荒いのは、鯨井(B)には、負けないつもりのようだ。
工藤と仕事に出た鯨井令子(A現在)は道に迷ってしまう。
「興味ありませんか?工藤さんも私も知らない道の先に、いったい何があるのか。」
という鯨井令子(A現在)と工藤が、もう引き返せない出口で見たものは、
蛇沼総合medical中心の巨大な看板を見ることになった。
九龍住民無料健康診断のチラシが配られている。
不動産支店にあるテレビニュースでは、
美容と健康の総合施設、美容外科のカウンセリングと内科の診察を受けられる。
九龍の住人を対象に無料健康診断を実施するという。
工藤は34歳(現在)
実は、支店長が担当した物件に蛇沼総合medical中心が入っていた。
急ぎでお金に糸目はつけないという条件なので短期間で話がまとまってたのだ。
支店長からもらった蛇沼総合medical中心優待券で
鯨井令子(A現在)、小黒(しゃおへい)、楊明(ようめい)で健康診断にやってきた。
美容外科の無料カウンセリングも受けることになる。
工藤は、鯨井(A現在)にピアスの穴があいてないことを確認する。
テレビでは、蛇沼グループが、
ジェネリックテラの建設にアドバイザーとして参加することを発表した。
政府計画に一般企業が参加する重大ニュースになる。
鯨井(A現在)は、
写真の鯨井(B)がつけていたピアスに一番似てるイヤリングを買った。
イヤリングをした鯨井(A現在)が出勤すると
工藤がピアスだと思って反応をするが、
鯨井(A現在)に「ピアスではなくてイヤリングです」と言われて
「くだらねーことしてんなよ。」とイラっと言って外に出てしまう。
結局、同じような外見にして工藤に見てもらっても
鯨井(B)とは違うだけだと思い知っただけになる。
新しいことが好きな鯨井(A現在)は、工藤と一緒に夕食を食べに行き
工藤にレモンチキンを食べさせて
新しい店で新しいメニューを食べても美味しいと言わせることができた。
その夜に二人で見たのは、夜空に輝くジェネリックテラ。
蛇沼総合メディカル中心で蛇沼院長のカウンセリングを受ける日がきた。
鯨井令子(A現在)が
アンチエイジング希望と目元の小じわがきになって・・それに、記憶がない。
ということを説明すると
蛇沼は、「生憎、記憶に関しては、専門外なものでわかりかねます。」
「私にわかるのは、あなたのシワには歴史がないということ。」
「まるで初めからあったかのような、そういう形であるようなただの溝だ。」
「記憶のないあなたの失った記憶…そもそも初めから存在しないのかもしれませんね。」
「今、貴女が此処に存在している。この事実がなによりも素晴らしいんですよ。」
蛇沼は蛇のように2つに割れている舌を見せて鯨井令子(A現在)に話した。
優待枠での来店に鍵があるのかもしれない。
蛇沼のところには、鯨井の「Zr02-H適合者カルテ」というカルテがすでに存在している。
不動産屋「旺来地産公司」は、みんなクローンだったりして・・。
鯨井(A現在)が新しい口紅EDENを買って
新しい口紅を塗って会社に出勤した日。
蛇沼が不動産屋「旺来地産公司」に複製版画「アダムとイブ」をお土産に挨拶にやってきた。
新しいクリニック用の物件を探してほしいというが別に急いでいない。
「もうすでに、探し物は見つけたのでね」と鯨井令子(A現在)を見ながら言う。
「有益な情報が入手できた。工藤にとって鯨井令子さんはとても大切な方のようだ。」
鯨井令子さんも、また同じようで。」と言って
「口紅の色に気がつかない野暮な男よりも私にしてはいかがです?」
と鯨井令子(A現在)にキスをして帰って行った。
口紅のEDEN
複製版画「アダムとイブ」のリンゴをそそのかす蛇がいる。
蛇沼は潔癖で手袋を常にしているような男。
『九龍ジェネリックロマンス』(クーロンジェネリックロマンス)第2巻
(英文表記: KOWLOON GENERIC ROMANCE、中文表記: 九龍泛型浪漫)
第3巻に続く
■参考
編集者は漫画家を助ける“壁”――『恋は雨上がりのように』作者が最新作『九龍ジェネリックロマンス』を作るまで
(1/3)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2002/19/news012.html
作家:眉月じゅん(まゆづき じゅん、1983年4月27日)
女性漫画家。神奈川県出身。
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
九龍ジェネリックロマンス 作者:眉月じゅん1巻あらすじ・感想・ネタバレあり
『九龍ジェネリックロマンス』(クーロンジェネリックロマンス)作者:眉月じゅん
漫画『九龍ジェネリックロマンス』の舞台は、1993年に取り壊されるまで香港に実際にあった
東洋の魔窟・九龍城砦(くーろんじょうさい)をモデルにした街。
過去のようで過去でも無く、現在でもない、未来のようで今の未来でもない
九龍城砦(くーろんじょうさい)が存続してる近未来のようです。
題名から恋愛ドラマなのかと思ったらSF漫画ですね。
「スイカ食べた後にタバコ吸うとおいしいんですよ。」
「クーロンはなつかしい場所であるべきだからな。
「切れかけの電灯」「カビくさ路地裏」「うるさい隣人」無性になつかしく感じないか?
俺はこのなつかしいって感情は恋と同じだと思ってる。
みんなクーロンに恋しているんだ。
ほぼ1巻は、恋愛漫画の日常生活で進行してしまうので、
SFとしては話が進みませんし、謎がわかりません。
主人公の鯨井 令子(くじらい れいこ)が工藤 発(くどう はじめ)のことが好きで
淡々と話がすすんできますが、ところどころ後に続くひっかかる箇所が出てくるだけです。
しっかり考えて絵で謎を進行していってるので、絵をきちんと読むように作ってます。
先を見て絵を作れないと謎に結び付かないので、
せりふよりも絵を追って読者に展開をみせていけるしっかりした漫画なので、
絵を考えて描くのがかなり大変なのでは?と思います。
絵は一昔前の少女漫画みたいな女主人公に男性誌の男主人公を付けたような感じかな?
日常生活の部屋や場所の背景をびっちり描いているのが良いです。
そこを、古い漫画のように感じるかもしれないけれど、
丁寧に生活感を描いている漫画が今は少ないので悪くないです。
それがノスタルジックな九龍という設定にあっていて、
良い効果をあげているように思います。
日常の描写だけでこれだけ話を進行できるのは、なかなか画力がいると思います。
でも、人物を描くと顔とか目が顔の半分くらいになったりちょっと違和感が出てくることあるかな?(苦笑
背景がアシスタントさんだけが描いているのだったら、
こなれて描ける腕がとてもいいアシスタントさんですね。
「ジェネリックテラ」が空に浮かんでいるが、一番謎なのがこの物体。
そのまま、意味をとると後発の地球だけど内容は同じ地球なの?
「ジェネリック」は、最近は後発医薬品の意味で使うのでなじみがある英単語だけど、
先発があって後発がある医薬品なので、
後発医薬品の意味で使う「ジェネリック」で使っているのかな?
そうなると、先発するものがあるわけなので、
「ジェネリックテラ」の地球も今の地球があって、後発で出来る同じものの地球ということなのか?
漫画は、発表する前からある程度のところまで内容を考えて題名を付けているようです。
題名の「九龍ジェネリックロマンス」もやっぱり先発する鯨井がいて、
後発の鯨井がいての恋愛物語ということのようだ。
現在、1巻から3巻まで発売されているので、一気に3巻まで読めたことがよかったです。
一巻におさめられている1話から8話まである話をずっと読むだけだと
恋愛話だけを読むことになってしまうので、漫画の画力がしっかりあって、
画面をここまで丁寧に書かかれていなかったら、私は読み進めるのが難しかったと思う。
週刊誌連載でほぼ淡々とした片思いみたいな話の内容でずっと引っ張ることが出来たのは、
九龍という場所を描いている絵柄に引きつける不思議な魅力があったからでしょうね。
1巻は起承転結の起の部分でしかまだないと思います。
SFチックに謎が本格的にわかるようになってくるのが1巻を過ぎて2巻からなので、
読むなら3巻まで一気に読み進めてしまうほうが、全然、楽しめました。
1巻からまとめて一気に3巻まで読んだほうがSFだとしっかり解って面白いです。
■1巻のSFチェック部分。
主人公:鯨井 令子(くじらい れいこ)が起床して
ベランダに座ってたばこを吸うファースト部分ですでにDNAの二重螺旋が描かれてます。
ビルとビルの谷間を旅客機がグワーッと接近して、飛んでいく光景は香港。
香港のカイタック空港の時代ですね。実際だと、あんなに空の部分はないと思います。
「クーロンって決して住みやすい場所じゃないと思うんだけど、十人の数減らないよね~。
他に行く所がないのかね?」
工藤 発(くどう はじめ)が言った↓
「お前はこの黄金に輝くスープに浮かぶプリプリの水餃子に正義を感じないワケ?」
鯨井 令子(くじらい れいこ)が目の調子がわるくてメガネ屋に行くと
視力検査をしたら両目とも2.0に回復してた。
鯨井 令子「工藤さんには時々、感じます。なつかしさ。」
人類の新天地となるジェネリック地球(テラ)。
安全と高度な技術のもと、今日も建設作業は進んでいます。
「これ実は裏で指揮しているのは民間企業ってウワサよ。」
鯨井 令子(くじらい れいこ)generic terraと書いてあるTシャツで出勤すると、
工藤 発(くどう はじめ)が「笑えねーな。」と言う。
金魚茶館のウエイタータオ・グエンは、鯨井 令子がスイカが好きなことを知っている。
タオ・グエン「工藤さんがまた彼女を連れて来てくれてうれしいです。また来てくださいね。」
工藤 発「知ってるクセを見つけたらうれしいし、思いだせるだろ。そのクセの持ち主をさ。」
工藤 発が思いだしている「金魚茶館」にいる鯨井 令子は、耳に丸いピアスをしている。
鯨井 令子と工藤 発の婚約祝いにグエンが「金魚茶館」写真を撮ったとグエンに言われても、
鯨井 令子(くじらい れいこ)は、覚えていない。
写真の鯨井 令子は、耳に丸いピアスをしている。今いる鯨井はピアスはしていない。
覚えてないと言ったとたんに、
一瞬で、金魚が死んで、「金魚茶館」の植物は死にガラスは割れて壁紙もボロボロの廃墟となった。
■登場人物■
■鯨井 令子(くじらい れいこ)
女性主人公 現在は32歳
九龍城砦(くーろんじょうさい)の不動産屋「旺来地産公司(オウライチサン)」勤務
黒ぶち眼鏡をかけたショートカットのOLさん。
視力が2.0になって裸眼で星が見えるようになったため、
ブルーライトカットの伊達メガネをかけている。
本人も理由がわからないまま過去の記憶が曖昧になっている。
すいかを食べた後にたばこを吸うと美味しい。癖がある。
■工藤 発(くどう はじめ)
男性主人公 現在は34歳
九龍城砦(くーろんじょうさい)の不動産屋「旺来地産公司」勤務
鯨井玲子の職場の先輩
毎回、遅刻ギリギリに出社するが仕事はしっかりするサラリーマン。
数字の8を見ると触るくせがある。自分ルール。
■李(りー)さん
鯨井 令子(くじらい れいこ)と工藤 発(くどう はじめ)の上司
不動産屋「旺来地産公司(オウライチサン)」支店長。
仕事は必ず午後6時の定時に帰る。
「充実したプライベートこそが良い仕事を連れてきてくれる」がモットー。
■小黒(しゃおへい)
九龍の南燈街(ナントウガイ)に住む女性。
九龍の靴屋、映画館などでアルバイトを掛け持ちしていて忙しい。
ロリータファッションが大好きで衣装を沢山持っている。
鯨井 令子(くじらい れいこ)と工藤 発(くどう はじめ)の友人。
■楊明(ようめい)
頭の先からつま先まで全身を整形してる綺麗な女性
整形後は、過去を捨てて今の自分として生活している。
不動産屋に苦情がきた九龍の南燈街(ナントウガイ)騒音元の部屋16号に住んでいる。
騒音はジェネリックテラのぬいぐるみを夜中中縫っていたからだった。
そのころから、鯨井 令子(くじらい れいこ)と新しく友人となる。
■蛇沼 みゆき(へびぬま みゆき)
「みゆき」という名前だが男性。
今のところ性転換とも両性具有とも書かれてないので男性でよいような?
蛇沼グループの代表取締役。蛇沼製薬の社長。
九龍に蛇沼中心クリニックを立ち上げ、美容外科や内科の無料健康診断を実施する。
ジェネリックテラの建設にも参画している。
何か秘密がたくさんあって、その秘密には彼がほとんど絡んでいる。
■タオ・グエン
九龍にある純喫茶店「金魚茶館」で働いていた男性。
工藤の友人で、鯨井 令子も知っている。
ある日突如として店から姿を消してしまう。
工藤が探したが、どこにいるか消息不明になってしまった。
蛇沼 みゆき(へびぬま みゆき)のところに身を寄せているようだが、理由が不明。
恋人同士ではあるようだが、何か謎がある。
『九龍ジェネリックロマンス』(クーロンジェネリックロマンス)1巻
英文表記: KOWLOON GENERIC ROMANCE、中文表記: 九龍泛型浪漫