九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の27話あらすじ・感想・ネタバレあり
単行本化してからまとめて読みたい派なのですが、
面白かったので3巻から後も読みたくなりました。
恋愛漫画というよりもSFの謎とき漫画みたいでおもしろいです。
3巻からの続きの27話を読んでみたら、え~!やっぱりそうなのかと思ってしまった。
九龍は、新しく作られた九龍 「第二九龍塞城」だったなんて、
だから水道水が飲めるってことでもそこまでダメじゃないわけだ。
おかしいと思ったんだよね。
外国で水道水を日本と同じように飲む日本人なんていないものね。
最近になって建ってきた建物で新しいなら浄水器つけてならそこそこ飲めるだろうね。
あ、でも、SFだし、現在の話ではないから
今の海外旅行の常識に縛られてはいけないが(苦笑
それにしても、この漫画の一応の年代設定はいつになっているのだろうか?
架空の話だから西暦でもないのかもしれないと思ったけど、
「1994年に解体されてる」と西暦で話をしてるから、
西暦を使っている設定ではあるのだよね。
そうなると一応の西暦何年設定はあるような気がするが、
今は何年なのか具体的な年度が出てこないので謎のままだけど。
ジェネリックテラとかクローン設定があるので現在の西暦年度とは違うだろうけど、
漫画の中で使っている家電がかなり古くてそこがノスタルジックの味なんだろうなあ。
言葉のマジックというか、正式名称で書いてないから引っかかったよ。
それに、漫画では九龍城砦(くーろんじょうさい)をそのままモデルとして描いてるからなあ~。
また、新しい謎が出てきました。
九龍だけがあるものが古いという話が出てきた。
九龍だけが時間がおかしくなってるのかもしれない。
そして、なんと、「クローンにはホクロがない!」という設定が!
クローンの謎がまた出てきた。
鯨井(A現在)はホクロがあるのに、どうなってるんだろうか?
ホクロがあるということは、鯨井(B)は鯨井(A現在)と同一人物なのか?
記憶喪失とか?ますます、謎だ?
時間がおかしくなっている。3年の時間のずれがあって時間移動してるとか?
香港とは別な時間で九龍が存在しているということなのか?
その、時間がおかしいという話で目薬が出てきますが、
目薬が出てくるシーンだと一巻の初めのほうで
鯨井(A現在)が目薬をさしていると、工藤が蛇沼製薬の目薬!を見つけて
「最近トップが息子に変わってからなんか信用できない
ほら、蛇沼美容中心のうさんくせー院長」と言っているところと、
「新発売」と書いてあって、
「すっきり爽快、視界バッチリ、蛇沼製薬の新目薬!」
と薬屋のテレビの街頭宣伝から流れてる「Q点眼薬」として出てくるコマがあります。
比べてみると眼薬にはQの文字があるので、この目薬のことを言っているようです。
蛇沼が蛇沼製薬の社長になった時と新発売の眼薬が同じ時ではあるようです。
蛇沼みゆきとタオ・グエンが九龍と鯨井(A現在)のことを解っているわけでは無くて、
この二人も九龍と鯨井(A現在)の謎を探っているのは、本当みたいです。
これまでは、蛇沼みゆきが操っている側というか…陰謀側とか何か…、
蛇沼みゆき側の人間と会社が関連をしてて謎が解っている側なのだと思っていましたが、
どうもそういうわけでも無いようです??
一般の人達よりは、蛇沼みゆきのほうが色々とわかっているようですけど、
別の何かが九龍や鯨井(A現在)には関係しているのかな?
謎が解らないまま、まだ、新しい謎がでてきて疑問が多くなってきます。
■『九龍ジェネリックロマンス』3巻以降の ■27話■
九龍に来て2カ月経った時の工藤 発(くどう はじめ)。
今日もいつものお店の天天飲食店でお昼の食事をしている
鯨井 令子(くじらい れいこ)先輩と工藤 発(くどう はじめ)。
鯨井 令子先輩に、いきつけの店を見つけたという工藤
喫茶店で夜は酒も出してくれる、コーヒーもうまいしボーイとも仲良くなった。
鯨井令子「二ヵ月か、遅くなったけど工藤くんの歓迎会やらなきゃね」
「今夜の予定は?」
黄昏横街から先にあるのが工藤の行きつけの喫茶店。
▲▲ここで話している工藤行きつけの喫茶店は「金魚茶館」のことでよいようだ。
黄昏横街のお店で二人だけで歓迎会となる。
工藤:「やっぱり、九龍は取り壊す計画があるみたいっすよ。」と言うと
鯨井:「まあ、すでに一度なくなっているからね。」
「1994年に解体されてるのよ。九龍って。」
▲▲なんですとーーでしたよ(笑
▲▲1994年に解体されてるのは香港の本当の九龍も同じ。
工藤:「え…そんな昔に? ってか、じゃあ今のこの九龍って何なんすか?」
鯨井:「この九龍の正式名称は「第二九龍塞城」
「取り壊された後にもう一度作られたの。違法で。」
「だから、「作られた」 というよりも 「作られてしまった」が正しいかな。政府からすると」
なぜ、作ったのだろうか?と聞く工藤に
鯨井:「それは、皆心のどこかで帰りたいと思っているからじゃないかしら。」
「“なつかしさ”に。だから、消したくても消せないのよ」
二人だけの歓迎会ですっかり飲みすぎた鯨井令子先輩は、
店を出た後ふらつきながらよろよろと歩く状態。
すっかり酔って歩いている。
「あ!ねえねえ!これから工藤君行きつけのお店行きましょーよ!」
と心配する工藤に鯨井令子先輩は、明るく話しかけるが、
工藤は、常連度がまだ低いと言って拒否。
よっぱらった勢いで鯨井先輩からキスされた工藤。
鯨井:「工藤くんって年上に可愛がられるタイプよね。」
って私が言ったの覚えてる?」
工藤は鯨井の肩ひもが見えるのを気にしてなおしたりする。
蛇沼みゆきとタオ・グエンの現在のシーン。
グエン;「鯨井令子のクローンと話してても感じたんだけど、」
違和感があるという。
3年前に発売した目薬を九龍では新商品として売っている。
グエン:「何か九龍で売ってるモノってさ、古い気がするんだよね。」
▲▲目薬のパッケージを見るとQのマークが出ていて
▲▲一巻に出てきた目薬で良いようだ。
蛇沼:「九龍(あそこ)は場所柄、物流にムラがありますから。」
「型落ちを最新として売っていてもさほど、不思議には思いませんがね。」
と言われても引きさがらないグエン
グエン:「ん~~~~~でも、何か変、粗末っていうか…、住んでた俺が言うんだからさ。」
蛇沼:「粗末ねえ。。」
グエン:「鯨井令子はホクロの位置まで同じなのにさ。」
蛇沼:「ホクロ?」
グエン:「左目の下の泣きボクロ」
蛇沼:「クローンは。ホクロは再生されません。」
「それじゃあ、彼女は…クローンではない…?
「なかなかたのしませてくれるじゃないですか。」
▲▲「クローンはホクロは再現されません。」は、新しい設定だ!
では、鯨井(A現在)は、クローンでは無いオリジナル?なのか?
うーん、これはわからないことが多くなっただけだ。