九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の36話あらすじ・感想・ネタバレあり
■3巻以降の36話
話としては進んでいなくて、
工藤が九龍に転勤して来てからの物語で続いている話の続きです。
前回27話で九龍に来て2カ月が経ったころに常連の店が出来たと話していた工藤。
27話では、鯨井(B)にお酒も出す喫茶店なら行きたいと言われたが工藤がNG。
工藤からしたら↓のようになったら鯨井(B)を連れて行きたい。
「なにより、俺の常連レベルがまだ低いです。」
「もっとちゃんとした常連になったら連れて行きますよ。」
今回36話では「金魚茶館」に鯨井(B)を連れてきました。
「金魚茶館」のポーイのグエンとも
「恋バナ」おしゃべりができるほど仲良くなった工藤。
この36話では、最後に、工藤が過去の夢を見ていたということで飛び起きたけど…。
工藤の気持ちの揺れで地震が起きるのだろうか?
工藤が原因の地震なのか?、繋がりが出来ているのか何なのか?も謎?
香港は地震はないので、工藤にも何か秘密がありそうで関連がありそうな地震で終わってますね。
うーん、謎だ。
■3巻以降の36話 SFチェック部分。
現在(いま)、貴方の瞳に映るのは、過去?
良い店に良い貴女と。
工藤 発(くどう はじめ)が新人の時の思い出の記憶
「金魚茶館」に鯨井(B)を連れてきた工藤 発(くどう はじめ)
鯨井(B):「素敵なお店、コーヒーも美味しい。」「アリ。合格です。」
常連のお店に連れてきて感想を聞いた時に、
鯨井先輩に合格と言われてグエンと喜ぶ工藤。
グエンからの「お近づきのしるしに」とスイカを貰って
うまそうに煙草を吸う鯨井(B)。
煙草とスイカジュースも工藤にはそんなにおいしいと思わなかったようだ。
鯨井(B):「クセみたいなものね。スイカの後に煙草を吸いたくなるの」
「工藤くんはなにかクセとかある?」
「鯨井さんに以前発と8のことを聞いてから
道で8を見かけるとつい触っちゃいます。」
■発財(財産が貯まる)
発と8の発音が似ているため、香港では、「8」は縁起のいい数字とされている。
工藤:「クセって無意識ででることが多いから、自分じゃわかんないスよ。」
「いつもそばにいる人とかに言われてはじめて気づくんじゃないすか?」
鯨井(B):「じゃあ、私が見つけて教えてあげる。」
▲▲いつもそばにいる人になってあげると鯨井(B)が言っているようなものだ。
工藤:「九龍に転勤って聞いた時は、「カンベンしてくれよ~~」って思ってたんだけどよ」
「いざ、住んでみたらメシもうまいし、雑多な雰囲気も嫌いじゃねーし」
「なんつーか、出会っちまったよな」
グエン:「工藤さん、すっかり恋してますね。九龍に。」
▲▲工藤にとっては、九龍に来てこのころが一番楽しい時期だったのでしょうね。
ここまでが、現在の工藤が見ていた夢として描かれてます。
当時、本当にあったことなんでしょう。
現在の工藤がはっとして自分の部屋のベットで眼を覚ます。
深夜1時35分
工藤は、怖い顔で あああああああと叫んでいた。
鯨井(A現在)の家では、金魚鉢がビリビリビリ震えてる。
深夜1時35分
楊明(ようめい)も何か気配を感じてる。
アルバイト中の小黒(しゃおへい)は、「今ナンか…地震?」と地震を感じた。
鯨井(A現在)は、ドアの外まで出て確認するが、何もないまま。
幸福な記憶に満ちた九龍(ここ)は、牢獄のような揺りかごに似て。