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九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の30話あらすじ・感想・ネタバレあり

九龍ジェネリックロマンス 作者眉月じゅん 3巻後の30話あらすじ・感想・ネタバレあり


■3巻以降の30話 

鯨井(A現在)は、私の部屋では無く、別の人である鯨井(B)の部屋だと解っても
引っ越しをしない物も捨てないで生活を続けるのだが、
ここで引っ越しをしてしまっては、絵が面白ないもの引っ越しはないでしょ。
鯨井AとBが同じ部屋にいることで、奇妙なデジャブと同調が面白い絵になってるので
引っ越しはしないでしょ。
もしも、引っ越しするならば、
最後に話の謎が解けて新しく九龍から出ていく終わりになるのでは?


第27話でこの九龍の正式名称は「第二九龍塞城」で
新しい九龍なのだということがわかりましたが、同じ場所に建っているなら
飛行機が低空飛行で飛んでくるのを見えるのがおかしいなあ?
と思いませんか?


飛行機の低空飛行で見られるのは、
啓徳空港(カイタック空港)が世界一着陸が難しい都市部の空港で
街中をグワーーーンと飛んでくる飛行ルートがあったからでしょ?

空港ありきで、香港の映画に良く出てくるビルとビルの飛行機が見えたのであって
今は、啓徳空港(カイタック空港)が閉鎖したので飛行機は同じルートで飛ばないです。
だから、香港では、もうあの飛行機とビルの風景を見ることが出来ないのです。


香港の「第二九龍塞城」は、九龍の同じ場所に建っているのかどうかもわかりませんね。

珍しく夜の到着便に乗った時は、飛行機から見る香港のネオンが綺麗だったなあ。。

 

■3巻以降の30話 SFチェック部分。
鯨井(A現在)は、楊明(ようめい)と新しい店のランチに行って小黒の引っ越し祝いを計画中。

ランチの帰り際で工藤 発(くどう はじめ)は、
鯨井(A現在)と楊明(ようめい)を見かけたが、思わず隠れてしまい、
そのままで二人の会話を盗み聞きするような形となってしまう。

楊明(ようめい)がレコぽん(鯨井A)の部屋を引っ越せば?と言い出した。
物も全部捨てて新しい物に買い変えて、
鯨井(B)のお下がりじゃないようにしたら?と提案する。

鯨井(A現在)は、「あの部屋はあのまま残しておきたい。」と言う。
工藤の為では無く、鯨井(B)の為に残しておきたい気持ちがある。

鯨井(A現在):「あの部屋は鯨井のかけらのひとつだと思う。」
「なくなってしまったら、彼女の存在がこの世から完全に消えてしまうような気がする。」
「その怖さは私、ちょっとわかるから だから、ひっこさないし、物も捨てない。」

楊明(ようめい)は、ちょっと納得がいかないようだった。

隠れて話を聞いていた工藤は、少し複雑な気持ちのようだ。


鯨井(A現在)は、小黒(しゃおへい)の引っ越し祝いのパーティーに工藤を誘った。
工藤は、参加は断ったが、特別サービスの多めのカンパはしてくれた。

これならごちそう用意できそうと喜ぶ鯨井(A現在)をじっと見ている工藤。


▲▲ここの屋上のシーンでドアを挟んで右と左に工藤と鯨井(A現在)がいるカットは
良かったです。
▲▲鯨井(A現在)は、扉に手を添えているのに、
工藤の方は、手を伸ばしたいような、出来ないままの工藤の手の表情が良かったし、
工藤の煙草の煙ではない煙が、鯨井と工藤の間には一筋漂ってきて、、
工藤の背中と背中合わせにして煙草を吸いながら立っているのが鯨井(B)で
三人の関係がよく出てたと思います。
女性の漫画家さんだとこういうところがよく考えられていて上手ですねえ。


新しい仕事場で仕事中の楊明(ようめい)は、
「だから、ひっこさないし、物も捨てない。」
という鯨井(A現在)の言葉が
鯨井(A現在)が鯨井(B)に縛られているみたいで納得いかないの…だった。