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「今日も死ねませんでした。」1巻作者:あまいろ

「今日も死ねませんでした。」1巻  作者:あまいろ
なんだか、ショッキングな題名の漫画だけどうっすらした絵なので、ちょっと読んでみました。
題名どおりに、死なない漫画です(苦笑
主人公、本田隼人16歳、90歳まで生きる男であります。


ホームレスは言います。
「若いやつは、家と学校、その2つの狭い世界しか知らない。
なのにすぐ絶望して死にたがる!全く腹立たしい!!」

 

人間ちょっとしたことで、ほっとしたり、安心したりの毎日です。
他人からしたらくだらないことでも楽しく思ったり。。
毎日くだらないことで幸せを感じで生きてるものですよねえ。。
そんなことを本田君も思いながら生きてるようです。


ホームレスはまた言います。
「そんなに死にたいのなら、その若さをよこせ!その未来をよこせ!くそ!くそ!」


主人公は、登校拒否で高校に行かないで家にいる男子生徒の本田隼人くんです。

新しい先生の桜田淳子先生が赴任してきました。
オンラインの個別指導で桜田淳子先生の授業を毎日20時から22時受けて、
宿題も4時間しっかりやってます。
勉強は社会とつながっている唯一の事だから、そこに居場所を見つけて一生懸命勉強します。

桜田淳子先生は、文部科学省の秘密の万能教育ロボットで
現場レベルで実用可能かテスト派遣されているのです。失敗は許されません。(秘密ですが)

日曜日に誰もいない学校に行って、1人きりの期末テストを受けます。
教科では学年トップになったことを伯父さんもお母さんも喜んでくれます。
本田くんは、家にやってくる職業不詳の変な伯父さんが大好きだったりします。


人間関係を放棄していない本田くん。
学校に来ないことを気にかけてくれる先生や
学年トップを喜んでくれる横内さんという女生徒もいたりして、
ゆっくりだけど、なんとか家からも部屋からも外に徐々に出てくるのが、読んでいて安心します。


お父さんの言うことは、とっても正しいことで正論なこと
「学校へ通い、勉強して友人を作る。これこそが正しいあり方ではないのか!」


正論を言うお父さんに、お母さんは言います。
「そうね、でも、それが不得手な子もいるわ」

 

学校にはまだ普通に行けませんが、夏休みには、夏休みだ~と思える本田くん。

「つまらないから一緒に死のうよ」と言いだす石野真子ぢゃんには、
「とりあえず死ぬのは夏休みが終わってからにしない?」
と言えるように。。


彼女とまではまだはっきり出来ないけど、親しい横内さんという女の子もできて
本田くんは、ゆっくりですが前進中です~。

 


「今日も死ねませんでした。」を読んで思ったのですが、
登校拒否の人に本当にオンライン授業を受けてもらうのはよい対策なのでは?
ネットでつなげば、全国対象だとしても授業する先生が1人でいいわけで、
フォローの先生は退職した先生とかを活用するとかして、
そんなにお金はかからないのではないか?と思うのですけれど。。
各都道府県でとなると各教育委員会の力もあって難しいのかなあ。。

辛い時は学校に無理に行かなくてもいいけれど、勉強とか知識は必要ですよね。

そう短絡的にできないし、簡単には学校に行かないから、

親も困っているのだということは承知していますが…。

一般的には、学校に行かないで何してるかといえば、ゲームとアニメという男子が多いわけですよね。
毎日やっていることがゲームとアニメでは、10年経過しても資格や学歴につなげることが難しい。そうなると生活費を稼ぐこともなかなか難しいわけで。。
勉強して専門学校に行くことでもいいし、資格目標や受験目標でもいいので、
本人の何か自信につながることがあれば、

そこからちょっとずつ解決策があるかも?と思います。

学校の人間関係や他人が嫌だとしても、オンラインだけど毎日勉強する癖さえつけば、
将来的に資格をとることや、大学に行くにしても出来るだろうし、日本が嫌なら留学するでも良いし、十代でまだ物ごとをたくさん吸収できる柔らかい頭の時に、なにかしかの勉強できる習慣ができてるなら、何とかヒキコモリから脱却する細い道はあるような気がします。

コロナの時期でオンライン授業が普通になってきた時代なので、
コロナが過ぎた後でも全国的にヒキコモリの十代の子には対応できないものかなあ?と思いました。
試してみることもありだと思うのだけどなあ・・。

 

この作品は、若い人じゃなくてそれなりの年齢の人が描いたのかな?

と思って読んでいたら、巻末の自己紹介に年齢が書いてありました。
若くない人だろうなあ~とは思っていましたが、
いっても30歳後半くらいの年齢なのかな?と思っていたので、

あまいろさんの決意に驚きました。凄い!


少し早いかもしれなけれど、人生100年と考えたら悪い決断でもないようにも思います。
老後に何をやっていいかわからないような人生より、
好きなこと楽しいことを定年退職より一足先に見つけて挑戦をしだしただけ。

とも言えそうです。

80歳まで現役で働けるだろう職業として考えたら漫画家はNG職業でもないですよね。


あまいろさんのNOTEを読むと、
描きたいことと売れること、売れないとダメだなあ…と自問自答やらが書いてあって、
絵を描くことは楽しいけれど、創作の楽しさだけでないことも興味深く読めました。


画力は正直なことを言えば、まだまだと思いますが、
登場人物の顔は、わかりやすくはっきりと描き分けて誰が誰かも見やすいし、
場面はわかるように描いてあるので読みやすいです。


こういう形の漫画ならば、

無理に濃い線いっぱいで書き込みした漫画絵やアニメ絵になる必要がないですから、
細ペンのくっきりした線の絵でイラスト風に綺麗めにしっかりした線で描かれていることで、
漫画家さんの絵の個性が出てきてる気がします。

絵としては、本田くんが、学年トップとった時のエピソードの横内さんが可愛い~。

 

■あまいろ 
1970年生まれの男性。
京都出身で今は埼玉県在住。
50歳を目前にして会社を辞めて漫画でお金を稼ごうと決意。
漫画を描き始めたのは、45歳からだそうでそうです。


■あまいろ漫画家 twitter
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■あまいろ漫画家 Note
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■withnewsにてあまいろ作品「すべてを肯定してくれる彼氏」連載
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