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過去3回ノーベル文学賞が的中した「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち」

去年(2018年)は選考主体のスウェーデン・アカデミーでのセクハラ問題で
ノーベル文学賞の発表は見送りになったため、
今年(2019年)は、去年との2年分の受賞者が発表されます。
ノーベル文学賞は、2019年10月10日発表。10月11日は平和賞。

 

www.jmangasuki.com

 

『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』編集:青月社編集部

この本の中で紹介された作家が3人も実際のノーベル文学賞を受賞しており、
過去3回的中している本である。2014年出版で的中してると話題の本。

人気作家・村上春樹も当然のように
この本に紹介されている<ノーベル文学賞に最も近い>作家に含まれているが、
今年は、村上春樹の受賞はどうなるだろうか?

ベストセラーの常連で世界的な作家:村上春樹「ノルウェイの森」「1Q84」等

 

■2015年ノーベル文学賞受賞 
スヴェトラーナ・アレクシエヴィチ
ベラルーシ出身の女性作家・ジャーナリスト
旧ソビエトの実態を描いた作品や第二次世界大戦の『戦争は女の顔をしていない』

■2016年ノーベル文学賞受賞
ボブ・ディラン 詩の文学の中心的存在・ミュージシャン
ベトナム戦争に反対する歌が人気を集めた「風に吹かれて」等

■2017年ノーベル文学賞受賞
カズオ・イシグロ 長崎県出身の日系イギリス人小説家。
「日の名残り」「わたしを離さないで」「上海の伯爵夫人」「世界で一番悲しい音楽」等

過去の「日本人」ノーベル文学賞の受賞者は3人。
川端康成(昭和43年 1968年)、大江健三郎(平成6年 1994年)、カズオ・イシグロ(平成29年2017年)。

早稲田大学文学学術院・都甲幸治教授は、
「ノーベル賞 受賞の可能性より、多くの人に読んでほしいと選出した本」とのこと。
ボブ・ディランは、予想外。

2019年10月6日 NHK情報

 

●感想●
ボブ・ディランをノーベル文学賞に入れたのは先見の明がありすぎる本だ。
作家を入れるならわかるけど、歌手を入れるのは画期的だったと思う。
当時だれもノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞するなんて思ってないと思う。

ノーベル文学賞の場合は、地域に偏らないようにばらけて配分されるので、
カズオ・イシグロがイギリス枠で無くて日本枠で受賞していたら、
村上春樹の受賞は20年くらい無理ではないか、と言われていますが・・、
ノーベル賞の常識を覆だろうか?

個人的感想では、ここ数年の受賞者を見てると

「反戦」「差別」等の社会のまともな題材に
ストレートに取り組んでいるような人達がノーベル文学賞の受賞なので、
ちょっと村上春樹は、好きだの嫌いだのお洒落でお気楽に映ってしまうかも?

スキャンダルで選考人員が変わってると「反戦」「差別」みたいな
社会問題系は排除されてるかもしれない。というところが、期待に繋がるかも?

ノーベル文学賞はここ最近、テレビで常に取りあげられて
村上春樹ファンが集まるお祭りのような印象になってしまって、可哀そうかも?
真剣にノーベル賞を受賞できるとは思ってないような感じがする。
それよりも皆さん集まって楽しめるイベントになっているならそれはそれで良いと思う。
あ、本人の村上さんだけは、どうなのかわからないけど・・。

 

ベラルーシ出身のスヴェトラーナ・アレクシエヴィチの『戦争は女の顔をしていない』は漫画になってます。

第二次世界大戦で100万人以上の女性が従軍した時代の話です。
ソ連の看護婦や軍医と兵士として武器を手にして戦った女性の生々しい戦場の記憶の本です。
『オオカミと香辛料』で有名な漫画家の小梅けいとさんが作画を担当しています。

 

女性でも戦争中の洗濯係が脱腸になるとか、あの骨格の良い外国人でも脱腸とか
言われても想像がつかない、つかなすぎるほどの過重労働なのだろうと思う。
それでも、洗濯係などは肉体は大変でも精神的なところはまだマシかもしれない。

兵士として移動しながら従軍していった人達は、女性としての生理がどうすることも出来ない問題。
戦争の話を聞いても男性側の話だけですから、
女性の兵士へのことは普通ではわからないことまでを取材して書いているのは、
対象者に信用された女性だからの取材だったのでしょう。

ソ連の兵役に行くのは、いくら女性に志があったとしても
生理の時に血だらけで歩くって、どんな罰ゲームだよ!すぎて、

兵士だからって酷すぎ・。
従軍させといてそこらへんのところは、まったく対処されてないソ連のとんでもない実情というか・。女性兵士として個人の誇りになるだろうけど、深刻なことなのに何十年も黙っているような・・精神的にそこにはフタをしたい感情もあるようだし。。。

現実問題として持参する荷物にしてもトイレにしても、
そこまでして組織に負荷をかけて女性が戦争に行く必要がないだろうと思ってしまいます。
まさに、題名の『戦争は女の顔をしていない』です。

男女平等で女性兵士が増えたとしても、差別じゃなくて区別でいいのでは?と思います。
男性がいるところで生理の出血そのままで歩くのは、

今ではあるわけ無いだろ!の当時の戦争のレアケースですが、
現実問題、差別といわれても現場の男性だって出血女性がいては士気は上がらないだろうし。。。
女性は身体的にも現場の兵士はやらなくていいと思う。。
通信系とか物資配送とかそういう仕事で十分でしょ。 

漫画『戦争は女の顔をしていない』は無料で読めますので、
ノーベル賞に興味がある方、

真面目な漫画が読んでみたい大人は読んで損ないです。

女性側の実際の戦闘兵士の体験話は、

世界でもほとんどないのではないでしょうか?

漫画は無料での連載中です。